1年前の私 | 自然と共にシンプルに 心地いいわたしへ向かって ❤︎ 筆文字作家 佐久間夕子

自然と共にシンプルに 心地いいわたしへ向かって ❤︎ 筆文字作家 佐久間夕子

自然、人、目に見えないものたちとの繋がり。

食べもの、クリエイティビティ、直感を読みながら進むアンテナを大切に。

人生は本質に還る旅。
夢見るように目覚めて生きよう♪

部屋の掃除をしてたら出てきた去年のスケジュール帳。
彼と別れの覚悟を決めて、終わりにしようと考えてた前夜の走り書き。
もうすぐ1年なんだ。もっと昔の事に感じる。




明日休みだからゆっくりでんわ。
とりとめもない長電話が昔に戻ったみたい。
歯車がズレてきたのは私が気づけるように、そうしてくれたのかもしれないね。
いつまでも仲良くズルズルいかないように。

今から帰るメールするも家着いたメールするもこんなやりとりもきっと最後。
とりとめもなく話した最後の「おやすみ。」も「また明日な。」の言葉も
聞くのはこれが最後。

でんわを切った後、最後だと思うと泣けてきた。
今まで何度もこうして交わした日々を思い出す。6年ぶりの恋。
これが最後だと思ってた恋。バイバイだ。
魂が出逢った意味はあるよね。
今まで本当にありがとう。
のんくんバイバイ。
のんくんを好きだった私バイバイ。






切ない気持ちを思い出した。電話を切って真っ暗な部屋で泣いた事を思い出した。
この次の日、私たちは淡路の海を見ながら話し合い、別々の道を歩く事を決めた。
後悔はしていない。間違いだったとも思ってない。
今では心の中でやわらかく、大切な私の過去の一部。
きっと何も知らずに時が戻りまた出逢っても、きっと同じように人生を共にすると思える。
そしてやっぱり終わるとも思う。大切な時間。過去。私が私になる為に、必要だった愛しい過去。
のんくんが、幸せになっていますように。