大日本農会が発行する「農業」に数年ぶりに寄稿させていただきました。
首藤さんも同じ号に移住の話を書かれていました。面白かった。
ーーー契約を盾に条件不利地の管理を押し付ける地権者の存在がますます明るみになっていくー
ここに共感しました。もしかしたら強者にはわかりにくい感覚かもしれません。新規就農者にはあるあるです。
新規参入で農業を始めた当初、農地を借りることができなかった僕はどんな難しい畑でも、どんな小さな畑でも借りなければ生きていくこともできない環境にあったため手当たり次第お借りしました。
今となっては小さな畑や条件の悪い畑、足元見られて周りより明らかに高額な地代を請求されている農地など綺麗に清算したい気持ちも正直あります。
しかし、一時期を支えてくれた農地を返すのも不義理な気がして完全な負債でも預かっている農地も多数あります。
鈴盛農園が返したらおそらくもう誰もやってはくれないような畑もたくさんあります。耕作放棄地化一直線です。
以前、距離も離れてるし条件も良くない、どうしても難しい畑がありお返ししたいと申し出たところ、一度借りたんだから死ぬまで責任持って管理しなさいよ!と激怒された事を思い出しました。
先週日曜は久しぶりのダンゴヤハチ、地元の春祭り2ヶ所で出店させていただきました!
次回は5/6日シーホース戦@ウイングアリーナ刈谷!盛り上げます!
人参の出荷も6カ月目に入りました。残り4ヶ月走り切れるか。自分との闘いだなー。
後悔したくないので誰に何を言われようとも30代のうちは無理をして、40代からしっかり自分をいたわっていきます。
起業以来「どんなことも断らない」を貫いてやってきたので数々の素晴らしい機会や出逢いに恵まれてきましたが、身体と心が悲鳴をあげる年齢になってくるので今後はこれも一度考え直します。
今はただひたすらやるのみ。
トラクターを一台増車しました。
小型、ハイクリアランス、ワイド車軸、大径タイヤの乗用管理機のようなタイプなので収穫作業専用機として使用。
人参、菊芋、じゃがいも、さつまいも、里芋など鈴盛農園が育てているほぼ全ての野菜に共通する作業が「掘り取り機を通す」こと、しかもほぼ一年中収穫作業があるので使用頻度も高く、費用対効果は非常に高くなるはず。
次は稲作用の50〜60馬力クラストラクターを検討中です。
一歩一歩。
いよいよ田植え本番。水田の水トラブルに関する投稿も散見されるようになってきました。
ゴールデンウィークに入り帰省した家族と共に年に一度の田植えというイベントを楽しむ兼業農家さんたち。このタイミングでやらないと可愛い孫に体験させてあげられないのでみんな我先にと水を取り合っているのかもしれません。
地域の中での声の大きい人、たとえば少し遡ると反社の家系であったり、町内会の総会で毎年声を荒げる名物うるさ方などはその声の大きさを武器に水を独占しようとするかもしれません。
我田引水は遥か昔から。揉め事はあって当たり前。ダメなものはダメと言うのは大切なこと。
ただ、その皺寄せが文句言いやすい「よそ者」のところに集まるのが困る。
碧南での人間関係の失敗を糧にするため、半田ではこれまでよりさらに謙虚に、嘘のように大人しく農業をやっていますがいよいよ自分らしくやってしまおうかと考えるようになりました。
ジョーカーは生まれるべくして生まれるものなのかもしれません。
田植えと同時に春人参、春ジャガイモの収穫も始まりました。さつまいも、さといも、きくいもの植え付け作業もあります。
焦りはピークに達していますが、わずか数人で強烈な作業量と向き合ってくれるスタッフたちに感謝の気持ちを持つと少し穏やかな気持ちになれます。やるしかない時はやるしかない。