どーも
ポツポツ雨が降ったりやんだり。
今日は朝のうちに出荷を済ませて、午後は頭の中のアイデアをまとめる時間にしました。
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最近、食品スーパーでの60歳以上(シニア層)の顧客比率が40%をこえたそうです。
鈴盛農園の主な野菜の販売先である産直施設では、
おそらくそれより数10%高い比率になります。
つまり来店して、購入していくお客様の半数が60歳以上ってことですね。
しかも、シニア層は想像通り、購入平均単価も高いです。
鈴盛農園もまだむこう何年かは産直販売を主としていくので、
ここをきちんと考えていかないといけません。
20代の感覚を頭の片隅に置きつつ、シニア層のことをどれだけ考えられるかが重要です。
鈴盛農園は「日本の農業をかっこよく」というテーマを掲げているため、
販売方法、広告方法、デザイン・・・ついかっこつけたがります。
でも自己満足に陥ってはダメ。
日本の農業をかっこよくというテーマに沿ったブランドづくりや、様々な施策は
それはそれで重要で、【ギャップの創造】をひとつの戦法にしている僕としては、ここは大切にしないといけないところです。
だから、それが良いか悪いかは別として【ライン】をつくることにしています。
簡単に言えば、「鈴盛農園」と「SUZUMORI FARM」です。
この二つをまったく別物のようで、きっちりリンクしている一つのものに仕上げていくのが目標です。
【6次産業化】【産直】【都会と地方】【地域】・・・キーワードは色々考えられます。
SUZUMORI FARMがバンバン動き出すのは、まだもうちょい先。
今は産直でどれだけ面白いことができるかどうかが最重要
産直といえど、
・テーマパーク型
・ミニスーパー型
・こだわり型
などなど、ざっくり色々分類できると思う。
それぞれカラーがある。
テーマパーク型で成功したことをミニスーパー型に導入してもコケる。
それぞれの客層にあったアプローチをしていかないと「ある程度」までしか売れない。
なんてったって野菜には「旬」があるため、
今の時期にはどこいってもジャガイモが山になり、たまねぎが溢れてる。
【違い】を出して、【存在】を明らかにしなければなんてことない「袋に三個入りのたまねぎ」。
だから結局いかに安く出すかという【価格競争】でしか個性を出せなくなる。
だから、「この野菜は楽しそうだなぁ」「これを買っていくと孫が喜ぶのよ」
「やっぱこれじゃないと!」 そういう強みを持たせた農産物をつくらないといけない。
いまどき、安心や安全、新鮮、顔が見えるはもう当たり前になってきてる。
それはただのスタートライン。
そんなことを堂々と謳い続ける農業コンサルタントを見ると失礼な言い方だけど
「なめんなよ」と思う
そこからどう【関係性】を感じてもらうかだったり、【ファン】になってもらうかが大事。
農産物の価格と価値のバランスの満足は重要、
だけど今の世の中はそれをつくる【生産者自体の価値】もそこにプラスされてきてるはず。
その生産者の人となりやエピソード、社会にどんな貢献ができているか、どんな事を想いどんな活動をしているか、そんなとこまでひっくるめて提供しなければいけない。
一回買ってみるかと【いちげんさん】が、
値段のわりに美味いじゃんと【リピーター】になり、
ここのは良い物だから他の野菜も買ってみよう!と【ファン】になり、
やっぱどれをとっても間違いないな、誰かにオススメしようと【コアファン】になり、
それを超えると、よし、俺はここを徹底的に支えよう!息子にも、孫にも、ここのをずっと伝えていこう!
と、共に支えてくれるような伝道師になる。
用語としては【エバンジェリスト】なんて強烈な名前がついてます
うちはまだまだ歩き始めの小さな農園。
自分なりのサイズでファンになってくださる方を増やそう。
今このブログを読んで、「私はもうファンだからね」「俺はもうファンだよ」って思ってくれた方がいるとしたなら声を大にして言わせてください。
「ありがとうございます愛してます
」
で、上記のことをひっくるめた新しい鈴盛戦法を実践するためのターゲットがコチラ
5月24日にOPENしたファーマーズマーケット【でんまぁと】
JAあいち中央のフラッグシッ プ的な産直施設として安城の西部に建てられました。
数年前に、安城の農業振興テーマパーク デンパークも巻き込んだ大型施設になるという声もありましたが、難しかったのか単独店舗です。
売り場面積は広く、開放感ある建物。
オープン売上狙いで数ヶ月は色んな生産者が入り乱れるけどどれだけ残るか。
大手産直出荷農家は大体入ってたな。
実際、野菜山盛りの産直でも数十人の農家だけで支えてるところは多い気がする。
野菜以外でもたくさんの知り合いの企業さまの商品も出ていて、三河のパワー集結って感じ!
俺も早く三河のパワーになりたい。
全体的に農協色は強めな感じ。良い意味で。
こっからさらに特色が出てくることを期待!
鈴盛農園としては出荷ルートにコマがひとつ増えて効率化にもつながる。
良い物創って、シニアに、ヤングにきちんと届けよう
いろんな戦法はあくまでも戦法
「品質の高いものつくる」これがなにより、絶対です