どーも
今日は技科大IT食農先導士の大詰め、
実地研修に行ってきました
今日は土壌の三相分布、各種キットを使用した土壌診断などを行います。
土をフライパンで焼いたり、試薬で検査してみたり。
あまり写真はありませんが、
最新型の太陽光利用型植物工場や、
いわゆる「植物工場」と呼ばれる、ビルの中などで野菜を育てる施設など、
大学の持っている設備も見学。
土を使わない農業か。
さて、
僕の中での本題は研修でなく、コチラ。
Lily’s JAMを進化させること。
そのために、六次産業化推進のプロフェッショナルである三枝教授に相談したかったんです
先日、WILLさんとのお話も進み、ロット数の確保はできる状態になりそう。
じゃあ後はどのような立ち位置にこのジャムを持っていき、
どのようにアプローチをかけていくか。です。
「教授、例のブツ持ってきました。知恵貸してください」
早速ジャムを食べて、ラベルを見て、様々な意見をくれました。
さすがだなー
まず瓶、ラベルはOKもらいました
ラベルを彩るラインストーンを評価していただけたようです。
続いて味。
こちらもOK
もうちょっと酸味をきかせてもいいかなという意見もありました。
で、NGなのはアプローチのかけ方
思いっきりダメだしされてしまいました
「なんでニンジンジャムなの?」
「確か碧南ってどっかがジャム持ってるでしょ?農協だよね」
でも、凄くいいアイデアもらいました。
ウチのジャムは、歯ざわりの楽しみ、アクセント、香りづけとして
自家製の完熟金柑を入れています。
これは増量材として入れているわけではないので、入れなくてもニンジンジャムはできます。
今金柑って値段も上がってきているからある意味コスト増につながるところ。
でも、
金柑を入れることで後味がスーッと引き締まるし、いい香りが鼻をぬけるんです。
最初、ニンジンの香りと風味がきて、いい具合の頃に金柑が引き締めてくれるようなレシピにしたつもりです
な・の・に
僕自身が勝手に頭の中で「コレはうちのニンジンLilyのジャムだ」
と強く思い込んでいたせいで、とにかくニンジンを前面に押し出してきてしまっていました。
そこを教授が思い出させてくれたわけです。
「ニンジンは美容にいいベーターカロテンがたっぷり入ってるでしょ?
それに金柑はのどに凄くいい。女性にとっていいものばっかり入ったジャムをつくったのに、
全然アプローチに活かせてないじゃない。
ニンジンジャムって、つくってる人いても金柑入れてる人いないし、
金柑は人気高まってきてるからブームもくるかもしれないよ?
なのに金柑が入ってること隠しちゃってどうするの?
JAが持ってるジャムはレモン果汁は入ってたとしても金柑はまず入ってないから、
それだけで付加価値になるし差別化できてるのに、
原材料見るまでそれがわかんないなんてもったいない。
しかも無農薬の完熟金柑なんでしょ?
もっとアピールしなきゃ!
これニンジンと金柑のジャムにしちゃった方がお客様もわかりやすいと思うけどな」
むー
おっしゃるとおり。
ちょっとニンジンにこだわりすぎてました。
やっぱりどんなことでも人に相談するっていいなぁ。
自分の中で死角のように見えなくなってる部分を指摘してもらえる
そうと決まればデザイン練り直し。
コンセプトまでは変える必要はない。
「にんじんジャム」を
「スイートキャロットと完熟金柑のジャム」にパワーアップ
と、いうことでラベルなどなどデザイン関係を一新しました
「あま~いハーモニー」っていう、ちょいダサな感じがなんか結構マッチした。
3月18日に豊橋技術科学大学で開催されるアグリフェアへの出展もしたいと思います
2月もいくつかのイベントがあるので、新デザインで登場していきます
でも課題残った。
このこの立ち位置はジャムかコンポートか。
定義に合えば、ジャムでいきたい。
よかったよかったーてな感じで、せっかく豊橋まできたので、
なぜかたくさんの人に「あそこに出荷するといいよ」と言われ続けてきたスーパーATSUMIを見学。
ここでもまた色々アイデア浮かびました。
その足で葵湯へ出荷に行き、
そのままお風呂ー
いつも露天風呂に入れる幸せ、そして風呂上りのアイス。
子供みたいだけど、とっても幸せ感じました
さぁ、まだまだやるべきことが山積み。
でも、今期のニンジンの種まいたとき、つまり去年の夏ごろにこのブログに書いたこと。
「今期のニンジンが全て終わる頃、僕は確実にパワーアップしてることを誓います」
残り二ヶ月。
階段5段とばしで行くとこまでいっちゃいます
今日もお読みいただいた皆様、
そしてSUZUMORI野菜を手にとっていただいたお客様、
アイデアをくれた皆様、
いや、僕に関わってくださった全ての人に感謝とLOVEを。
ありがとうございました