どーも
昨日は技科大のe-ラーニングの難しさのおかげでぐっすり寝れまして、
朝からはりきって野菜の収穫・調整・出荷をしてきました
今日は産直 道さんでキャロットジャム「Lily’s JAM」の試食販売
たくさんのお客様のお口に届いたでしょうか
Sさん、ご協力ありがとうございます
さて、出荷の後はビシっとスーツに着替え、
知り合いの醸造所の方の紹介で、
「安全な食べ物ネットワーク オルター」さんの社長の講演会に
オルター
さんのホームページ
オルターと、いうのは、ずばり会員制の野菜、食材宅配サービスです。
らでぃっしゅぼーや、大地を守る会、生協、など、様々な種類の宅配サービスの中で、
日本一高い安全基準「オルター基準」を設けて、ほんもののみを届ける、という企業です。
例えば、放射線。
国の暫定基準が500ベクレル/kgなのに対して、
他の宅配サービス企業は100ベクレル/kgという独自の基準をつくり、
安全を守ろうとしましたが、実はそれでもまだ甘い。
オルター基準では、放射線量 なんと 1ベクレル/kg以上は一切認めない
政府の出した見解の500分の1の放射線検出しか認めないという非常に厳格なルールを定めているのです。
1976年から始まった歴史のある企業で、不安視していた宗教的な側面はなく、
講演会の内容も、放射能に対する勉強会で、代表のお話はとてもためになりました。
講演会の参加者の9割がオルターにて食べ物を購入している、またはしたい、という方、
残り1割くらいがオルターのメンバーとして生産物を販売する側、
という感じでした。
僕は、とりあえず代表と名刺交換をさせてもらって、こんな奴が愛知にいるというのを覚えてもらえばいいや、
というくらいの感じだったのですが、
全ての講演が終わった後、直接お話をする時間をとっていただけました
ただ、厳しい基準を制定している張本人だけあって、さすがに厳しい。
ズバズバと「そんなのじゃダメ」「そのつくりかたじゃうちの基準にあってない」
切られていく方を見ながら少し緊張。
そして、僕の番がきて挨拶のあと名刺代わりにうちのニンジン「Lily」を差し出すと、
即座に袋を破り、丸かじり
・・・
会場に代表がニンジンをかじる音だけが響き、
えもいわれぬ緊張感に包まれます・・・
ポリポリ
パキッ
ポリポリ
ポリポリ
・・・
固唾をのみます・・・
・・・
・・・
「うまいいいもんつくってるやん
」
いやー、嬉しい
うまいもん、安全なもんを追いかけて30年の大御所からのこの言葉、
Lilyにもさらに自信がつきます
ありがたい
「とにかく俺の舌は第一次審査、ここで大体は落ちる。
有機栽培ですーっ!オルターさんで取り扱ってください!、ってニンジン持ってきて食べたらマズいなんてのもいっぱいいる。
おまえさん自信のあるニンジンもってきたのか、マズいニンジンの見本もってきたのかどっちや?
って言ってやると萎縮して真っ青になってるのもおったで。
でもこのニンジンはうまいわ。
土地的に放射線もまず問題ないだろうし。一回検査しなかんな。
次は書類選考になるけど、うちの基準は国際規格や有機JASと同等以上の厳しい規格になってるから。
とにかく一回まとめて送ってちょうだい」
話しながら半分以上Lilyを丸かじりで食べてくれてました。
とてもありがたいお話、が、今のうちの面積ではニンジンが少なすぎる。
「オルターではニンジンは人気の野菜だから、一週間で1tは注文が入るよ」
いやはや中々の量が必要ですね
それからジャムの話もさせていただいたところ、
「ニンジンジャムなんか食べたいと思う人おらんで!
でも、実際食べるとえらいおいしいのにな。
だからどうしたらいいか、
例えば飲食店と提携して、なんもいわんと料理でジャムを食べてもらって、
お客様がコレはなんのジャムですかって言ってきたら
これはキャロットジャムなんですよ!ジャムの販売もしていますのでよかったらどうぞ!
っていうのが一番の方法やな。
何よりお客様の立場で考えなあかんで。
これから色々やって色々失敗して、勉強していくんやな。」
確かに。
今度の試食販売では何も言わず食べてもらってから、
「実はうちのニンジンLilyでつくったキャロットジャムなんですよ!」
「へぇー!そうなんだー!」
という組み立てでいってみよう。
社長、大変勉強させていただきました
ほんと、またひとつLilyに自信を持つ事ができました。
「他のニンジンのがウマイから、君のニンジンはあつかわないよ」
という人もいて当然だと思ってます。
が、僕は、このLilyをおいしいと言ってくれる人のためにやってるわけで、
他のニンジンがイイという人に無理やりうちのニンジンを使ってくれ!という気はありません。
Lilyを愛してくれる人のために、
僕はニンジン栽培の技術を磨き、もっと安全で、もっとおいしいニンジンへと昇華させたいと思っているわけです。
そして、そんな想いを受け止めてくれるたくさんのお客様、
今期はとてもとても増えています。
もし、Lilyを一度試して見たいという方、じゃんじゃん連絡ください、
Lilyを扱ってみようかな、というお店の方、バンバン連絡ください。
プラスaの付加価値は、「SUZUMORI FARMの鈴木啓之」といったところでいかがでしょうか
僕の全力をお付けさせていただきます
弱小農家なりの歩幅で、販売先も広げさせていただいております。
もっとたくさんの、まだ見ぬお客様にお届けさせていただくために。
全国10万のオルター会員の皆様、もうちょい待っててくださいねー
近い将来のご指名のために、この名前、覚えといてください
今日もたくさんのご縁に感謝。
心を込めて、ありがとうございました
STAY GOLD