どーも
月末はIT先導士のレポート提出に追われてます
どんどん課題の量も増え、内容も濃くなってきてます。
でも、なんだかんだと勉強になってるんです。
色んな情報も常に入ってくるし、真っ向に向き合っていけば、必ず自分の力になるはず
さてさて
バン
ニンジン・・・
もしかして
ババーン
おかげさまさまで、情報誌「KIRARA」様にて
うちのカワイイ「SWEET CARROT LILY」ちゃんを取り上げていただきました
ありがとうございます
嬉しくてないちゃうよーっ
最近、まぁいつもですが、やっぱ色々常々考えています。
農業人として、自分の存在を表すため、「野菜屋 鈴盛農園」と名乗ってみたり、
また、ニンジン、タマネギ、ラディッシュ、様々な野菜に愛称をつけ、スズモリ野菜シリーズを作ってみたり、
とある経営コンサルタントの方も、
「商売を始めると、なんだかんだと色々なメリットを書き連ねたくなる。
そうすればそのうちのどれかが消費者のアンテナにひっかかると思いがちだが大きな間違いである。
消費者はそんなに丁寧にはコチラを見てはくれない。
何か一つ、本当に伝えたいことに絞ってアプローチするべきだ」
とおっしゃていました。
確かにその通りかもしれない。
物事はシンプルでなくちゃ。
色々なことをしてきましたが、
やっぱり僕は「ニンジン屋」なんですよね。
というのも、もうニンジンの収穫が終わった後でも、
「最近ニンジンの調子はどう?」とか、
「今日もニンジン畑行ってきたのかい?」と言われることが多く、
また、
「この人のね、ニンジンがいいんだよ!ニンジンが!」
「いろんな野菜作ってるみたいだけどニンジンがオススメだよ!」
など、
とにかく僕の農業人としての存在はニンジンにあるんだな、と日々感じるわけです。
実際、農家さんって「トマト農家」といえども、ハウスの空いたところや、露地畑で結構な量の他の野菜を作ってたりします。
トマト農家さんに限らず、ナス農家さんも、キュウリ農家さんもそう。
みんな、あくまでも本業、というか、一番力を入れている野菜を各自のアイデンティティとして、
強く持っているわけです。
まだまだ農業3年生で、ろくに畑作業もできない僕が、こんなことやってます、あんなことやってます、
じゃあちょっと足場がふらつく。
だからあくまでも「ニンジン」にこだわっていく事、
無理やりにでも、勢いと気合いで生み出した「甘ニンジン リリィ」をきちんと突き詰めていくこと、
そして、もっと「ストーリー」を厚くすること、
食べていただいた人に「喜んでいただける」「ワクワクできる」「素直においしいと思える」
そんなニンジンを作らないと
そして、僕の目標のひとつでもある、「ニンジンが嫌いな子供が喜んで食べるニンジンを作りたい」
それに向けて、継続中のプロジェクトももっと練っていく必要がある。
それから、色んなメディアや飲食店様、また異業種の方に、アプローチをかけていく、
様々な繋がりを生めると、新たな広がりができていく。
それがどこかでバチンと化学反応を起こす日が来る。
多方面から攻めて、「LILY」を強くしていく。
そのためにまず、一番強くあるべきは自分。
リリばあちゃん少しずつ、一歩ずつだけど、色んな人が力をくれて、
「これが俺の農業だよ」って、そう言えるものが見つかりつつあるよ
実は、ばあちゃんの農業を手伝ったことなんてまったくなかった。
でも、小学生になるかならないかの頃、珍しく倉庫に遊びに行って、
なんとなく、お手伝いできる事ないかな、と、タマネギの皮をほうきではいてまとめた。
「本当に優しいこだね、本当にいいこだね」
そうやって褒めてくれた。
あれから20年が経ち、自ら作ったタマネギの皮をほうきではく日がくるとは思ってもみなかったけど、
掃除のたびにあの日のばあちゃんの嬉しそうな顔を思い出せる。
農業をはじめたいと言ったときも、
「大変なことだけど、ひろくんには色んな力があるから大丈夫、大丈夫。がんばってみたら」
そう言ってくれた。
結局、ニンジンの売り先が増えたり、誰かにおいしいと言ってもらえたりしたとき、
なんだかんだばあちゃんにそれを伝えたいって思う。
「ばあちゃんの作ってきた土のおかげだよ」
「ばあちゃんがみんなを愛し、みんなに愛されてきたおかげで、
今俺もかわいがってもらえるんだよ」
感謝してもしきれない。
大事な事を思い出せた。
ココママ、KIRARAの皆様、本当にありがとうございます
「見てくれよ、コレ、ばあちゃんががんばってきた鈴盛農園の名前が、こうやって情報誌に載ってるんだよ」
そんな嬉しい時間が過ごせそうです
気合充電完了
毎度御馴染み深夜の出荷準備がんばるぞーっ