どーも
現在K農場では春からの野菜のために土作り中。
堆肥を10aあたり2tほどまいて、一度トラクターで荒起し。
サブソイラーで土をめくり、出てきた石を拾って、
また堆肥をまいて、サブソイラーでもう一回土をめくり、また石を拾い、
100馬力オーバーのトラクターで荒く耕運し、そのあと50馬力クラスで細かく土を砕きます。
砕かれてサラサラふわふわになった土に、微生物、木酢、キトサン、海藻エキスを土壌散布、
しみこませてまた耕運、で、もう一度50馬力クラスで土を細かくします。
・・・
おいおい
絶対いい野菜できるだろうってくらい土を作りこみます
うらやましいぜ
今日は農の雇用の関係で、夕方から農業会議の担当者が面会にきました
農業法人が新たに研修生を雇った際に、最初の1年は雇用主に補助金がでる制度です。
担当者さんとちょっとさみしくなるような会話を交わしました。
担「寒くないですか、大変じゃないですか?通勤距離はつらくないですか?」
むむむ。
私「寒いのは慣れてますし、好きでやってることだから大変だけど問題ナシです。
通勤距離が長くてそれだけで疲れていい仕事できないとイヤだから家族連れて引っ越しました。
なんでですか?」
「みんな、それで辞めてくんです。半年でもう3割はリタイヤしていきました」
「農業がしたくて研修生になった人もいれば、それ「しか」仕事がないから農業を選んだって人も中にはいますもんね。
まぁ、仕方ない気もします。
どっちにしても自分はリタイアすることは100%無いから安心してください
そういえば、8月の初めての説明会でやる気に満ち溢れた人がいましたけど、秋田かどっかからきたっていう・・・」
「彼は寒さに耐え切れず辞めたそうです。」
「おいおい・・・今回の30人の中に誰かいないんですか?農業に気持ちを賭ける熱い人は」
「いや、順番に面会に回ってココが最後ですけど、みんなどうも気持ちが落ちてて。
ずばり、Sさん(私)が一番熱いです。」
「そいつはどうも・・・面白いヒトはいました
」
「そうそう、東大出て官僚になれるような人が名古屋の方の法人で農業研修生やってますよ。なぜか。」
「研修先は○○農産ですか?ウワサは聞いてますよ
そうやってがんばってるヒトもいるんですから、新規就農者をもっと盛り上げてく必要があると思いません
今回の雇用事業でいろんな農業法人に集まった30数人の中で最後まで生き残るのが何人になるかわかりませんけど、
最初ちらっと顔を見て終わりじゃなくて、生き残った人を集めて最後に懇親会を開くとか、そういうとこまでやってくださいよ」
「そういう意見が出ることがなかったので・・・前向きに考えます。」
3割は辞めたか。
これが農業法人で働くって事の現状か、と思いました。
この雇用事業の終了は今年の7月末。
それまでにもっと辞めると思うな。
まぁ人は人。
自分は自分の道を行くまで。
でも、農業ってのは人に雇われてするものじゃなく、自分でやるものだなーってのはつくづく感じてます。
雇われ農業のメリットもあるにはあるけど、辞めたくなる人の気持ちもよくわかります。
農業会議サイドも、半年感ほかりっぱなしにしといて「3割が辞めました」じゃなくて、
もっと早いうちに懇親会を開いて酒でも飲みながら研修生同士、各々の仕事の悩みでもグチりあわせればいいのに
自分にできることはそういうきっかけを作ることくらいだと思うし、
「研修を無事やり遂げた人が集まっておいしい酒を飲む会」の実現に向けて農業会議に訴えかけていきます
そしたらまた意識の高い新規就農者と仲間になれますもんね
そして、夜からは別件で豊田の生産者ネットワーク「夢農人 」の定例会議に、オブザーバーとして参加させていただきました。
アイデアが飛び交う発信型会議。
おー、いいじゃん、と思うような情報・アイデアをたくさんGETし、何名かと名刺交換をさせていただきました
「豊田市の農業を盛り上げる」を中心とした組織なので、自分はちょっと離れていますが、
そこから繋がる人・仕事・アイデアはきっちり吸収しときたいです
会議が終わり家に戻ってきたのが23時頃。疲れたー
もっとがんばりたい。
「あの頃は休み無く毎日なにかと走ってたなぁ。でもそのおかげで今があるのかも」
っていつの日か言えるように、もっと汗かいてべそかいて恥かいて走って、結果を残していきたい。
負けてたまるか