どーも
先日、手伝いにきてくれたMさんを皮切りに、「俺も手伝いに行くから声かけてよ」と、
頼もしい言葉をもらう機会が増えてきました
今でいえば、ニンジンの収穫や、タマネギの定植などなど手伝ってもらえる仕事がありますが、
今の我が家の規模ではシーズンが終わると仕事がなくなるので、ちょっとずつ新しい作目を考えていこうと思います。
さてさて、
碧南産のニンジンが甘いことの理由として、
土壌の性質が矢作川の河口、砂地であることがあげられますが、
干拓では海水に含まれていた塩分が土壌中に残り、塩のチカラで甘さを引き出しているのではないかと思います。
何か関係のあることはないかと頭のハードディスクを検索してみると・・・
甘い人参の産地である大府市、木の山地方の人参栽培では、
塩気を多く含むのであまり使用されない「馬糞厩肥」を使用しているという話を思い出しました。
別の作物でいえば、有名なのは塩トマト
「熊本県八代は昔からトマトの産地であったが、塩を含んだ海岸の干拓地でトマトを育てると、
トマトが水分を十分に吸い上げられず大きくならなかった。
大きくならない分旨みが濃縮されたトマトであったが、市場では大きさで値段が決まるので、
このトマトは売り物にならない規格外品として、地元で消費されたり廃棄されたりしていた。
1995年頃から、徐々に人気が高まり市場に出回り始めた。」
フルーツトマトと呼ばれるものですね
最近では水耕栽培で、栽培溶液の中にナトリウムをバランス良く入れることで糖度を上げていると聞きます。
あとはネギ。
赤穂の塩で有名な赤穂市が、塩ネギの栽培に成功しているそうです
「味や品質の良い野菜づくりを目指す市内農家グループが、
赤穂特産の塩を含んだ水を青ネギにかけて育てる栽培方法に成功。
「赤穂塩ねぎ」のブランド名で販売を開始する。
通常の方法で栽培したものに比べて、甘みとみずみずしさが増し、病害への抵抗力もアップ。
関係者らは「作り手をどんどん増やして、赤穂の“ご当地野菜”として売り出したい」と意気込んでいる。
雑味の少ないシャキシャキとした食感、火の通りのよさが特長で、薬味と具材のどちらにも適するという。
平成16年の台風23号で海の近くにある畑が高波をかぶり、作物がほぼ全滅。
その中で唯一生き残ったネギは例年以上の出来となり、市場で倍の値をつけた。
「塩はネギにはよい影響があるのでは」と直感し、栽培への挑戦を始めた。
手探りでスタートし、海水を畑にかけて枯らしてしまったことも。
3年前から赤穂化成の協力を得て、散布する水の塩分濃度とネギの生育との関連性に研究を重ねてきた。
味が良くなるだけでなく、病気や害虫への耐性が高まって農薬を抑制できるメリットや、
「にがり」を加えることによってネギに含まれるマグネシウムが最大で3倍に増えることもわかってきた。
懸念した塩害も見られず、ついに実用化へこぎつけた。
塩分濃度や散布のタイミングなど経験が必要で、今のところ栽培に成功したのは17農家中3軒。
部会は一年を通して安定供給できる体制を整えようと、新規会員を募集して積極的にノウハウを提供する方針だ。
部会は「一度食べてみれば味の違いがわかってもらえるはず。これから霜が降りて一年で最もネギがおいしい季節なので、ぜひご賞味を」と話している。
100グラム120円で販売。」
と、いうことで、
塩ニンジンを栽培して、屈折糖度計にて糖度を計測したいと思います。
ニンジンを塩で育てると枯れてしまうのか、それともあま~いフルーツニンジンができるのか、
何も変わらないのか、
塩分の濃度はどれくらいがベストか、1000倍?500倍?100倍?
の調査を本年度のプロジェクトとして実行したいと思います
うまくいったら調子にのってタマネギにもやってみたりして。
そのデータは来年のプロジェクトに利用しよう。
とにかく、
ここにきてうちの野菜を色んなとこに紹介してくれる協力者の方が増えてきました。
ありがたい気持ちを品質で表そう。
信頼で返していこう。
それでは