健康に良いとされる豆乳

牛乳に変わって豆乳飲んで

ダイエットするなど健康飲料として

認識されていると思います。

そこで豆乳について少し調べてみました。

 

 

 

  豆乳、調整豆乳、豆乳飲料の違い

 

豆乳と言っても規格によって違いがあり

大豆の固形成分の割合で分けられます。

大豆固形成分の割合

・豆乳(無調整豆乳) 8%以上

・調整豆乳      6%以上

・豆乳飲料果汁入り  2%以上

・その他の豆乳飲料  4%以上

とされています。

 

 

 

またつくり方にも違いがあり

豆乳は大豆を熱水などですりつぶして絞り

おからをこすなどして取り除いたもの。

大豆と水以外の原料を使ってないのが特徴

 

 

 

調製豆乳は豆乳に砂糖や塩や植物油脂など

を加えて飲みやすくしたもの。

豆乳飲料は豆乳に果汁などの

フレーバーを加えて味つけをしたもの

バナナ、黒ゴマなどの種類があります。

 

 

 

  豆乳のメリット

 

豆乳のメリットとして

・植物性たんぱく質が豊富

・ビタミンEで肌や血行を良くする

・大豆ペプチドよる脂質代謝向上

・オリゴ糖による便秘解消

・イソフラボンによる女性ホルモンサポート

などがあります。

 

 

 

植物性たんぱく質が豊富

 

大豆は植物性たんぱく質が豊富で

畑のお肉と言われています。

 

 

 

大豆たんぱくは体内で消化・吸収

されにくいためダイエット効果も

期待できると言われています。

 

 

 

ビタミンEで肌や血行を良くする

 

 

ビタミンEには毛細血管などを広げる

血行促進作用があるため

肌の新陳代謝を促す働きや

血行を良くする働きが期待できます。

 

 

 

大豆ペプチドによる脂質代謝向上

 

豆乳に含まれるペプチド成分が

脂質代謝を向上させて筋肉の

疲労回復をサポートします。

 

 

 

運動直後にペプチドを摂取すると

血液中の成長ホルモン濃度が上昇し

筋肉を作る効果がより高まります。

 

 

 

オリゴ糖による便秘解消

 

豆乳には大豆由来のオリゴ糖が

含まれています。

オリゴ糖は人の消化酵素でほとんど

消化されず直接腸に届き

善玉菌のビフィズス菌のエサとなり

腸内環境を整え便秘の解消が

期待できます。

 

 

 

イソフラボンによる女性ホルモンサポート

 

大豆に多く含まれるイソフラボンは

女性ホルモンであるエストロゲンと

分子構造が良く似ているため

女性ホルモンの働きをサポートや

がんのリスクを減らす働きも

期待できると言われています。

 

 

 

  豆乳のデメリット

 

豆乳のデメリットとしては

反栄養素というのがあり

健康を害する可能性があると

言われています。

 

 

 

 

反栄養素とは

 

大豆などの豆類全般には

最近などから身を守って繁殖するための

免疫機構の一つとして

人や動物に有害な化学物質を持っています。

この有害な化学物質を

反栄養素と呼ばれています。

 

 

 

大豆などの豆類や野菜で

生で食べられないようなものには

この反栄養素があることが多く

大豆には

・フィチン酸

・酵素阻害物質

・ゴイトロゲン

などの反栄養素があります。

 

 

 

フィチン酸とは

 

フィチン酸はミネラルイオンと結びつき

消化器官からのミネラル吸収を阻害する

働きがあると言われています。

 

 

フィチン酸は金属イオンと結びついて

がんの予防に役立つ可能性があると

言われていますが

フィチン酸が多すぎると

亜鉛、銅、鉄、マグネシウム、カルシウム

などのミネラルが吸収されにくくなり

健康へのリスクが高まってしまいます。

 

 

 

大豆は30℃以上で保管すると

フィチン酸の量は減るとされていますが

豆乳を作る時にその過程はないため

飲み過ぎには注意が必要です。

 

 

 

玄米もこのフィチン酸があるため

玄米をそのまま炊いて食べるのは

注意が必要で、発芽玄米なら

フィチン酸は少ないので良いでしょう。

 

 

 

酵素阻害物質とは

 

大豆には植物性たんぱく質が

豊富に含まれていますが

有害となるたんぱく質も含まれています。

 

 

 

その中のひとつにトリプシン・インヒビター

と呼ばれるものがあり

たんぱく質の分解酵素である

トリプシンと結びついて消化不良を

起こす可能性があります。

 

 

 

トリプシン・インヒビターは

インスリン生産に関わるすい臓の

β細胞を増やす効果もあると言われ

血糖値を下げて糖尿病の予防に

良いかもしれません。

 

 

 

加熱処理により

トリプシン・インヒビターは

減らせることが出来ると言われ

豆乳を作る時は過熱をしないので

やはり飲み過ぎには注意が必要です。

 

 

 

ゴイトロゲンとは

 

ゴイトロゲンは甲状腺腫誘発物質

と言われ甲状腺を腫れさせる

可能性があり甲状腺機能に

何らかの影響を与えるかもしれません。

 

 

 

ただ今のところ

人間の甲状腺機能に影響を

与えたという論文はないので

特に氣にする必要はないと思います。

 

 

 

  豆乳は飲み過ぎないように注意しよう

 

豆乳には良い面や悪い面もあり

飲み過ぎてしまうと栄養を上手く吸収

できなくなるなどの健康リスクが

高まってしまいます。

 

 

 

個人的には

健康のためやダイエットのために

豆乳を毎日飲むのは健康へのリスクが

高まるかもしれないと考えます。

 

 

 

豆乳は栄養価が高いですが

出来れば時たま飲む程度の

嗜好品として扱う方が

健康には良いと思いました。

 

 

 

参考サイト

【専門家執筆】イソフラボンのメリット・デメリット大解剖-キレイスタイルニュース (kireistyle-woman.com)

豆乳は健康に悪影響を与える可能性 未発酵大豆食品のリスクとメリット (yaruzou.net)

イソフラボンの4つの効果|含まれる食品と摂取量・副作用を説明│健達ねっと (mcsg.co.jp)

豆乳の作り方と商品の見分け方 | 日本豆乳協会 (tounyu.jp)

豆乳の「調整」と「無調整」は何が違う?おすすめの活用レシピも | クラシル (kurashiru.com)

調製豆乳と豆乳飲料の違いは何? 無調整豆乳との使い分けや分離しないためのコツとは(Hint-Pot) - Yahoo!ニュース

豆乳の気になる6つの効果とは。飲み方や注意点を管理栄養士が解説 - macaroni (macaro-ni.jp)