指に問題の代表的なものとして

ばね指が一つ挙げられます。

意外に悩んでいる人が

多いかもしれないばね指について

少し考えたいと思います。

 

 

  ばね指とは

 

手の指の関節を曲げる時

曲げるための筋肉や

筋肉の腱が必要以上に跳ね上がるのを

防ぐために包んでいる腱鞘

と呼ばれるものがあります。

 

 

 

ばね指は腱鞘が何らかのストレスが

原因となって厚くなってしまい

指の筋肉を曲げる腱が締め付けられ

動きが悪くなり

 

 

 

その状態が続くと

指を曲げる腱自体がストレスから

厚くなってしまいさらに動きが

悪くなってきます。

 

 

 

そのため筋肉の腱を包んでいる腱鞘が

引っかかってしまい

指を曲げ伸ばしで引っかかる

ような抵抗感が感じられ

腱鞘の引っ掛かりが外れると

弾けるように動く

これをばね指と言います。

 

 

  ばね指の原因

 

ばね指になる原因の多くは

編み物やパソコン、携帯などの

手の指の使い過ぎや

力仕事で指を常に使うなどが

言われています。

 

 

 

指に継続的な筋肉の負担を

強いるような刺激

手に取って負担になるような

良くない刺激を与え続けると

ばね指になりやすいですが

それ以外にも身体の状態が

良くないことも忘れてはいけません。

 

 

 

コンビニやパンなど買ったもので

食事を済ませていることが多い

甘いものやお菓子をよく食べている

寝ながらスマホをすることが多いなど

慢性的にストレスがかかる環境や

食事をしっかりしておらず

体内の環境が慢性的に負担を

かけているものも多いです。

 

 

 

なのでばね指になってしまったら

それだけ手に負担をかけるような

良くない刺激を与え続けたり

食生活にも問題あるかもしれないので

見直すのも大切だと思います。

 

 

  ばね指のセルフケア

 

ばね指の多くは指の屈筋腱や

腱鞘が腫れて厚くなってしまい

硬くなっていることが多く

場合によっては痛みがあるかもしれません。

 

 

 

なので硬くなっている付近に

良い刺激(氣持ち良さを感じる)を

与えて筋肉のストレスの軽減をするか

硬い所をあえて押して柔らかくする

ようなことが必要になってきます。

 

 

腫れて硬い付近をストレッチする

腫れて硬い所を押して痛い場合

まだその部分は炎症が起きている

かもしれないので

その周囲を伸ばしてあげる

というのが有効になります。

 

 

 

腫れて硬い所は痛い場合が多いので

少し上下にずらしたところに

指を当てます。

写真は人差し指ですが

親指や中指などほかの指でも

やり方は変わりません。

 

 

 

 

親指や人差し指または

人差し指や中指を使って

腫れて硬い所の上下を指を当てます。

 

 

 

その状態から上下に引っ張って

ストレッチをかけてみてください。

または指を反らすでも良いです。

 

 

 

ストレッチをかけるのが良いですが

かなり痛みを伴いやすいので

基本は氣持ち良さを感じる程度

もしくは痛氣持ち良い程度の強さ

ストレッチをかけると良いです。

 

 

 

何回かストレッチをかけると良いです。

毎日少しずつやることで

硬い所が柔らかくなってきたり

筋肉の緊張しやすさなども

なくなっていきます。

 

 

  普段の生活を見直そう

 

ばね指は手の使い過ぎだけでなく

常に緊張しやすい環境や

食事の問題など

いろんな要素が絡んできます。

 

 

 

特に嫌々ながら手作業や

長時間同じ姿勢でのデスクワーク

夜遅くまでスマホを使っている等

普段の生活環境も大きく関わってきます。

 

 

 

ただばね指を良くするだけでなく

普段の食生活や環境も見直してみると

ばね指を繰り返すことは

無くなると思います。

ぜひ考えみてください。

 

 

参考

「ばね指(弾発指)」|日本整形外科学会 症状・病気をしらべる (joa.or.jp)

ばね指 (ばねゆび)とは | 済生会 (saiseikai.or.jp)