【衝撃】太陽光発電の新時代!FIP転換+蓄電池で収益1.3倍!
伊藤忠商事と九電工が発表した佐賀県唐津市のメガソーラー改造プロジェクト。この事業が示すのは、日本の再生可能エネルギー業界におけるパラダイムシフトの始まりです。
何がそんなに凄いのか?
従来の太陽光発電事業は「発電して売る」だけのシンプルなビジネスでした。しかし、この新スキームは3つの収益源を同時に活用する革新的なモデルです。
1. 捨てていた電気が宝の山に変わる
九州では出力制御(発電停止)が日常茶飯事。せっかく太陽が照っているのに、発電を止めなければならない現実がありました。
従来: 出力制御 = 売電収入ゼロ 新スキーム: 出力制御時 → 蓄電池に充電 → 夜間や需要ピーク時に高値売電
まさに「捨てる電気」が「稼ぐ電気」に変身するのです。
2. 電力市場のトレーダーになる
FIP転換により、太陽光発電所が電力の売買業者としても機能します。
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深夜の超安値(0.01円/kWh)で市場から電気を購入
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蓄電池に充電
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昼間のピーク時(20-30円/kWh)に売電
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その価格差がまるまる利益
これは従来の「発電事業」から「エネルギートレーディング事業」への進化と言えるでしょう。
3. 市場連動で収益最大化
固定価格買取(FIT)から市場連動型(FIP)への転換により:
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需要が高い時間帯 → 高値で売電
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電力余剰時 → 蓄電池に充電
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市場のリズムに合わせた最適運用が可能
収益1.3倍の内訳
この30%の収益向上は、単なる設備追加ではなくビジネスモデルの根本的革新によるものです。
従来のFIT事業
└── 太陽光発電 → 固定価格売電(出力制御時は収入ゼロ)
新スキーム(FIP + 蓄電池)
├── 太陽光発電 → 市場価格+プレミアム売電
├── 出力制御回避 → 蓄電池経由で収益化
└── 電力トレーディング → 安値購入・高値売電従来のFIT事業
└── 太陽光発電 → 固定価格売電(出力制御時は収入ゼロ)
なぜ今このタイミングなのか?
政策的追い風
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経産省が蓄電池併設に補助金を投入
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FIP制度が本格運用開始
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系統充電の解禁
技術的成熟
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蓄電池コストの大幅低下
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エネルギーマネジメントシステムの高度化
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電力市場取引の自動化技術
市場環境の変化
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再エネ大量導入による出力制御の常態化
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電力価格の変動幅拡大
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系統安定化ニーズの高まり
これが意味する未来
このプロジェクトが成功すれば、全国の既存太陽光発電所で同様の転換が加速するでしょう。
想像してみてください
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昼間は太陽光で発電・売電
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余剰分は蓄電池に蓄積
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夜間は蓄電池から放電・売電
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深夜の超安値電力も購入・転売
太陽光発電所が24時間稼働する収益マシンに変貌するのです。
投資家・事業者への示唆
既存発電所オーナーへ
FIT期間満了を迎える発電所の新たな収益化手法として要注目
新規投資家へ
単純な太陽光投資から、エネルギートレーディングを含む複合投資へのシフト
関連企業へ
蓄電池メーカー、EPC企業、エネルギーマネジメント企業に大きなビジネスチャンス
まとめ
この佐賀県唐津市のプロジェクトは、単なる設備改造ではありません。日本の再生可能エネルギー産業が次のステージに進化する象徴的な事例です。
発電事業者は「作って売る」から「貯めて・買って・最適なタイミングで売る」へ。 まさにエネルギー業界のDXが始まったと言えるでしょう。
【衝撃】太陽光発電の新時代!FIP転換+蓄電池で収益1.3倍!|脱炭素を目指す爺さん飯田欽次 @solarpower2035 https://note.com/pvlabo_2020/n/n1f083dcad104?sub_rt=share_pb
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