ホンダ三部敏宏社長の経営戦略 カーボンニュートラル時代を勝ち抜くために | 七転び八起きの爺さん

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ホンダ三部敏宏社長の経営戦略

カーボンニュートラル時代を勝ち抜くために

1. EVシフトへの果敢な投資と変革

  • 2030年までにEV・車載ソフトウエア領域に10兆円投資:従来計画の倍増
  • 2040年までにグローバル全車種をEV・FCVに置き換え
  • 研究所改革:量産車と将来技術の開発部門を分離
  • F1への復帰:技術開発と人材育成の場として活用

2. 攻めの経営への転換

  • 歴代社長初の決算会見出席:株主への説明責任強化
  • PBR1倍割れという課題認識:株価向上への強い意志
  • スピードと外部連携の重要性:変化への迅速な適応
  • 単独主義からの脱却:オープンイノベーションの推進

3. カーボンニュートラルへの貢献

  • 100%カーボンニュートラル燃料対応のF1エンジン開発
  • 小型航空機「ホンダジェット」へのカーボンニュートラル燃料活用
  • 二輪車・発電機を含むエンジン事業の将来性:カーボンニュートラル技術への転換

4. 経営課題と展望

  • EV販売の伸び悩み:エンジン開発の再強化議論
  • 株主評価の低さ:PBR向上のための施策の必要性
  • 大企業病の克服:挑戦的な社風とイノベーション文化の醸成

5. まとめ

三部敏宏社長は、果敢な投資と変革、攻めの経営戦略によって、ホンダをカーボンニュートラル時代を勝ち抜く企業へと導いています。課題も残されていますが、そのリーダーシップと実行力は、自動車業界の未来を大きく変える可能性を秘めています。

スコープ3排出量削減への取り組み

ホンダは、スコープ3排出量削減に向けた具体的な目標や取り組みを公表していません。しかし、EVシフトやカーボンニュートラル燃料の活用は、スコープ3排出量削減に大きく貢献するものと考えられます。今後、ホンダがスコープ3排出量削減に向けた取り組みを積極的に推進していくことが期待されます。

参考情報



ホンダ三部社長、EVシフトで攻めの経営!カーボンニュートラルへ舵を切る。#ホンダ #三部敏宏

【マネーポストWEBより】【うちの社長は“競走馬”】純利益1兆円のホンダ・三部敏宏社長が推進する「伝統の破壊」 “大企業病”を脱して挑むEV転換という高いハードルへの挑戦| https://www.moneypost.jp/1152972