もう9000万人か
Google は2012年1月19日、2011年第4四半期の決算を公表した。売上高は市場の予測を下回ったが、Google CEO であり共同創設者の Larry Page 氏は第4四半期の結果に「満足している」と語った。
Google の第4四半期の売上高は105億8,000万ドル。前年同期比で25%増加していた。純利益も増加し、27億1,000万ドルに達した。前年同期の純利益は、25億4,000万ドルだった。Google にとっては、トラフィック獲得経費(Traffic Acquisition Costs:TAC)を除いた売上高も重要な指標。こちらは、81億3,000万ドルで、市場予測の84億1,000万ドルを下回った。
売上が予測を下回ったのは、1クリック当たりの単価(cost-per-clic:CPC)が下がったことが原因。Google によれば、CPC は前年同期比で8%下落したという。
Larry Page 氏は、業績発表の場で Google の第4四半期が好調であったことと、新規ビジネスである Google Plus と Android が急成長を遂げていることを強調した。
「Google+ の利用者数は9,000万人を上回っている。第3四半期の業績発表時からは、優に2倍を超える利用者数となった」
Google+ は、ソーシャルネットワーク分野で Facebook と競合するプロジェクト。だが、Page 氏は Google+ は Google にとって、単なる SNS サービスを超えたものだと説明する。
「Google は Google+ によって利用者と有意義な関係を構築し、利用者に提供するサービスを向上できる。利用者が誰なのか、何が好きなのか、誰と関係を持っているのか。こういった情報は、Google が利用者のニーズを理解していく上で非常に重要だ」
Google は Google+ と Android を拡大させる一方、第4四半期には多くのプロジェクトをキャンセルしてもいる。
「前回の業績発表以降、Google は12のプロダクトをクローズした。Buzz、Knol、Friend Connect などだ。これによって、Google は Android、Chrome、Gmail、Display、YouTube などにリソースを効率的に投入できるようになった」
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