専用バスに乗って東京電力福島第一原子力発電所へ。

入域手続きは、国を出国する時みたいに荷物検査、身分証の提示などかなり厳重な手続きを踏み入ることが出来ます。

その後WBC検査で体内の放射線量などを測定しました。




発電所内の敷地内は、一般服で大丈夫なエリアが96パーセントに拡大し、ベストと専用靴下のみで、以下の写真は爆発した1号機から100メートルの距離でしたがマスクもいりませんでした。
敷地内の放射線量は毎時120μSvだそうです。





その後、1号機2号機建屋の10メートルの距離へ。
ここでは粉塵などが舞うためにマスクとヘルメット着用でしたが、防護服などは必要ありませんでした。




そして5号機建屋内へ。
ここは高台にあったため、津波の被害もなく、燃料棒が安定的に冷やされている場所。
1から4号機と同じ作りになっているため、実際見ることによって、原子力の構造がどのようになっているか、燃料棒を取り出すにはどのような感じで取り出して行くのかなど、詳しく説明していただきました。




5人入れば一杯のとても狭い建屋内。ここでは、線量が高いためカバーオール、マスク、ヘルメット、靴下3枚を着用。


冷却装置が正常に働き燃料棒もしっかり冷やされていました。


なんと960基ある汚染水タンク。
アルプスという汚染水を処理する場所で汚染物質を取り除き、人体に影響はないとされているトリチウムのみになった水という話だが、3日に1基(100トン)増え続けている状態。
もうすぐ置く場所もなくなると言われていて、2020年以降の計画案も今はないらしく、はたしてどうしていくのだろうか????
凄く大きな問題だと思います。



タンクは船で海から運ばれてきます。



2015年に出来た大型休憩所。
ここでは、5種類のメニューが日替わりで変わるそうです。
作業員の方々の力になる温かいお食事。
私たちも食券を買って頂きました。


私たちはお魚メニューを^_^
とても味がしっかりして、バランスが考えられた美味しいお食事でした^_^

なんと、この大型休憩所には、コンビニも完備。
ミーティングルームや休憩所もあり、作業効率、ストレス軽減など、日々大変な作業をされてる作業員の方々の憩いの場所となっています。

約4000人の作業員の方々が毎日作業されていて、その6割は福島県の方々だそうです。



その温かいご飯は原発から10キロ離れた大熊町にある福島給食センターで作られています。
そちらの方も見学させていただきました。



毎日1700食を4回に分けて原発の方へ運んでいるそうです。



約100名の方々が働かれているそうです。


オール電化で、室内温度も一定に保たれ、素晴らしい環境下の中で、イベント食や色んなアイディアを出し、毎日違うメニューを食べて頂き、4000人の作業員の方々を支えている福島給食センター。社長さんの熱い想いがこもった素晴らしい会社でした。



 


東京電力福島第一原子力発電所は、廃炉に向けて今後は1号機2号機3号機の燃料棒取り出し、燃料デブリの取り出し作業を40年かけて行っていくそうです。

多くの皆さんが廃炉に向けて動き、福島の為に頑張ってるんだと言うことを改めて知り、この目で現場を見ることができ、実際に足を運ばなきゃわからない知識やその実態や現状を視察出来て、凄く貴重な時間でした。

無知であったことも実感できたし、今後も東京電力福島第一原子力発電所の動向を見守って行き、しっかり他人事ではなく考えていこうと思います。


最後に体内の放射線量を計測しましたが、正常です。

思ってた以上に、現場は良い方向に少しづつ変わっていました。しかし、汚染水対策や、燃料棒の取り出しなどまだまだ課題が山積みだと感じました。

福島の復興は廃炉が終わるまでは本当の復興にはならないと思います。

最後に、今回視察のお声がけ頂いたフリーアナウンサーの大和田新さん本当にありがとうございました。
そして、東電の皆様の熱心な説明にも大変感謝しております。ありがとうございました。

また、今後も視察等あれば積極的に参加して、この目で現場を見て、ブログや自分のライブ等で伝えていければと思います。



いわきの久之浜の菜の花畑にて。

このレポを通して少しでも皆さんに何か伝われば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。