生徒さんの中に、とにかく表現力のある子がいます。
小二の女の子。
この表現はとてもいいね
と声をかけると、こんな言葉が返ってきました。
だってね、本で読んだ文章が頭の中に浮かんでくるの。
それを真似して書いてみたの。
読書好きの彼女らしい一言。
学校の図書館で借りた本を
熱心に読んでいるそうです。
確かにね、と大きく頷いてしまいました。
読書の効能は、多岐に渡りますが、
書くときのお手本になる
というのも大きな効能の一つだと思います。
書くのが苦手な子は、
書き言葉に接する機会が少ないのです。
おしゃべりは大好きで
いくらでも話せるのに……
絶対言葉の力はあるはずなんです!
そうおっしゃる親御さんも少なくないですが
やはり、話し言葉と書き言葉は違うのです。
バックパックで海外をまわる
私たち昭和世代の中には
自分探しをするために
このような旅をする人もいました。
私は縁がありませんでしたが
そんな旅を経験すると
会話では困ることがないくらいに
英語をマスターできる場合もあります。
でも、書くことができるかと言ったら
それはまた別の話。
「書く」には「書く」のトレーニングがあります。
その土台作りとして、やはり読書は欠かせません。
脳の、言語を司る機能が完成するのが8歳と言われています。
8歳までに、どれだけ言葉に関する知見を持てたかで
完成形のレベルが変わってきます。
読書はもちろんのこと
親の声掛けや言葉遣いも大きな要因になります。
たくさん対話をしたり読書をしたりして
豊かな言語能を作ってあげたいものです。
10のレベルの言語能を持っているか
3のレベルの言語能を持っているか
その後の学習の理解度や伸びが
全く違うものになるのは
想像に難くありません。
だから、8歳までは
何よりも言葉(国語)の勉強を優先させるのが
大切だと思うんですよね。
実際、たくさんの生徒さんをみてきて
紛れもない事実だと感じています。
書くことを
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ぜひご覧ください。
ひとりでも多くの子が
書くことで自分の資質に気づいたり
自分を表現する楽しさを知ったり
自分の夢を意識したりできるといいなあと思い
日々、作文教育に携わっています。