大江戸浪漫譚 其ノ八 【翔潤】 | 山風妄想 ~BL小説~

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翔担で最近は翔潤にどっぷりなので、翔潤話し(&チョイチョイ大宮を放り込みます(笑))ばかりです

不定期更新ですが、読んで頂けたら嬉しいです♪





この前は間違って届いた事しか書かなかったら、質問攻めにあってしまった

さて…どこまで答えよう…?

まだ真っ白な便箋を眺めながら、う〜ん、と考える

取り敢えず名前はそのまま「しょう」として

住んでる所は…江戸?で通じるかな?

…ん〜…保留!

次!!

…なんて感じに飛ばして行ったら、殆ど答えられなかった

どうしよう…

でも、考えてみたらこの便箋やシャーペンだってヤスの時代には無かったであろう物

そう思ったら、多少の事は許されるかな…なんて…

いや、そうは言っても、これは読んだ後処分して貰うべきだよな

その事はきちんと毎回書いておかないと



散々考えて書けた事は…

名前と住んでる所、そして年は…まあ、昔は短命だった筈だからサバ読んで25才、こんな所かな

あ、あと職業は無難に商人にしておいた

まあ、ここら辺は忘れない様にメモに残して、これで何とか誤魔化せる事を祈りつつ引き出しに入れた



ここでふと思う

潤宛の手紙はどうなったのだろう?

返して欲しいと書けば返って来るのだろうか?

いや…もういっそうのこと、送った手紙と一緒に処分して貰った方が…

悩んでみたけど結論が出ず、今回の手紙には書き加えるのをやめてしまった

明日は又、撮影がある

考え過ぎて遅くなり、今日みたいに集中出来なくなったら大変だ

取り敢えずあれで良しとして寝なくちゃ…



結局色々考えちゃって中々寝付けなくて

朝は手紙をチェックする時間が無く、そのまま現場入りした

気になる気持ちを抑えて、「それなら頑張って巻けば良い」と言い聞かせ、必死で集中して

その甲斐あってか、巻はしなかったけど予定通りに終われた

これでスッキリして手紙を確かめられると車に乗り込むと、マネージャーもホッとした表情を浮かべてた

…本当、申し訳ない…

家の駐車場に着いたら、「明日もこの調子でお願いします」なんて言われて

俺が笑顔で手を挙げると、安心した様に車は出て行った



自宅に戻ると、すぐに引き出しをチェックした

すると手紙は消えていて

これで明日の朝には返事が来てるかも知れないと、嬉しくなった

早く寝たら早く朝になるんじゃないか…なんて思ったりするけど…そんな訳にはいかない

ちゃんとセリフとかの復習をしておかなければ…

そう思った時にスマホが震えた

画面を見ると潤からで、慌てて電話に出る

「もしもし、松潤?

どうした?」


そう、“潤”呼びは俺の心の中でだけで、実際はそう呼ぶ事なんて出来ないでいた

いつか…

いつか“潤”と呼べる日が来ると良いんだけど…



其ノ九




・.。*†*。.・・.。*†*。.・・.。*†*。.・・.。*†



最近、何故か豚バラ肉にハマってまして

若い時は脂身がイヤだったのに、この歳になってから脂身が美味しく感じるとは…

体に良くないし、太るから避けた方が良いのに〜

分かってても食って中々変えられないですね😭



今回も読んで頂き、ありがとうございました❤️💜