櫻 舞ふ頃 vol.137 【潤翔・翔潤】 | 山風妄想 ~BL小説~

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翔担で最近は翔潤にどっぷりなので、翔潤話し(&チョイチョイ大宮を放り込みます(笑))ばかりです

不定期更新ですが、読んで頂けたら嬉しいです♪





今日起きた事を何もかもリセットしたくて、翔さんに「抱いて」とお願いした

その間はきっと、何も考えずに済むから

いつもよりゆっくりだけど、熱い想いが伝わって来る

あっ…あ…何て心地良いんだろう

翔さん

俺は後にも先にもアナタだけを愛してる

アナタを愛し、愛された事はとても幸せだよ?

だから…



「んはっ!」

そこまで考えた時に、奥を突かれて

堪らず声を上げた俺を優しく見詰めながら、そっと頭を撫でてくれた

「潤…愛してるよ…」

熱い吐息と共に俺のナカでショウサンが蠢く

翔さんの全てを感じるこの瞬間が一番好きだ

首に手を回し、荒い呼吸で快楽を逃して行っても、もう追い付かなくて

「クッ」と小さく声を上げて、白濁を吐き出してしまった

でも、すぐにショウサンも脈打ってるのを感じて

結局余計な事を考えそうになってた俺は、タイミングがズレなくて良かったとホッとした

そんな事がバレない様に、ピッタリと翔さんに体を寄せる

すると何も言わずにギュッと抱き締めてくれて

少し汗ばんだ翔さんの肌に密着してると安心できた



この腕から、そう遠くない未来に離れる時が来るのかも知れない

それはいずれの道を選んでもきっと…

俺の思いを感じ取ったのか、呼吸を整えたばかりの翔さんが小首を傾げる

ダメだ、ダメだ!

マイナス思考は病気に良くない

病は気からって言うじゃないか!

もっと良い方向に考えなくては…

俺は翔さんをギュッと抱き締めて、軽くキスをした

翔さんはビックリしてたけど、今はそれで良いのかも



その後、次の受診まで悩みに悩んで

治療を頑張ってみようと思ったり、もう緩和ケアでも良いかと思ってみたり…

まあ、治療したからって治る保証なんてどこにも無いのだけど、「命の選択」なのだから悩むのは当たり前か

翔さんは時折心配そうに俺を見てて

分かってはいても、それが辛い時もあった

確かに翔さんとは少しでも長く一緒に居たい

けど

またあの辛い治療をして治らなかったら?

色んな事が頭の中を駆け巡って、全然整理できない

次の診察はどんどん迫って来てるのに…



翔さんが心配してるって分かってたのに、結局相談できないまま診察日を迎えた

診察室の前に居る今も、何も言えなくて

呼ばれて中に入って医師に今後の事を聞かれて、ようやく重い口を開いた



「色々考えましたが、緩和ケアを望みます」



vol.138



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今回は次に繋がる部分が含まれているので、限定にはしなかったけど、これ位は序ノ口ですよね?

まあ、ダメだったらまた考える事にします!

何だか毎日忙しくて、ちっともお話が書けなくて

それはそれでストレスなんですが、どうにもこうにも💦

それでも読んでくださって、ありがとうございます🙇‍♀️

少しづつ頑張って行きますので、今後ともよろしくお願いします🙏



今回も読んで頂き、ありがとうございました❤️💜