櫻 舞ふ頃 vol.136 【潤翔・翔潤】 | 山風妄想 ~BL小説~

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翔担で最近は翔潤にどっぷりなので、翔潤話し(&チョイチョイ大宮を放り込みます(笑))ばかりです

不定期更新ですが、読んで頂けたら嬉しいです♪





再発だなんて、何で潤が…

何で…

何で!何で!!何で!!!

まるでそれしか言葉が無いみたいに頭の中をグルグルと回る

足が不自由になっても…

抗がん剤の辛さすらも見せずに明るく頑張って来たのに

神様ってヤツはどれだけ残酷なんだ!

クソッ!!

やり場の無い怒りが次々と込み上げて、涙となって流れ落ちる



…いや…落ち着け、俺…

力無く車イスに凭れる潤を見て、深呼吸する

「潤…帰ろ?」

「…うん…」

どこか虚ろな目をしてる潤を車に乗せ、家路につく

車の中でも、家に帰ってからも、潤が口を開く事は無くて

どうしようかと考えてた時、昔、俺が落ち込んでた時にばあちゃんが少しハチミツを加えたホットミルクを出してくれて

優しい香りと甘さが気持ちを落ち着かせてくれた事を思い出した

でも俺は潤みたいに器用じゃないから、厚手のカップにミルクを注いでアルミホイルを被せるとレンジに入れてスイッチを押す

その間にハチミツを…と思って探したけど、中々見つからなくて

散々探してようやく見つけたハチミツを少し垂らして、潤の元へと持って行った



ホットミルク口にした潤は少し落ち着いたのか、ゆっくり瞼を閉じて

きっと色々考えてるのだろう

俺も…

潤が望む事が何であれ、受け止め支える準備をしておかねば…

ホットミルクの甘い香りを吸いながら考えてたら

「ねえ、翔さん…

今度はあの櫻が咲いてるのを見に行けるかな?」


急に言われて、そう言えばこの前は蕾の時に行っただけで治療に入ってしまったんだと思い出した

でも、今度も治療に入ってしまったら…なんて事は胸にしまって

「そうだな

今度は満開の花でも見ながら弁当なんかを食いたいな」


「クスクス…

翔さんてば、花より団子だね」


「なんだよぉ!

食は大事なんだぞ!?」


そんな事を言いながらも、こんな短い会話の中で潤が笑ってくれた事が嬉しかった



その夜

二人でベッドに入ると、潤が俺のシャツをギュッと握って

「ねえ、抱いて?」

なんて潤んだ瞳で強請られて

俺は跳ね上がる鼓動と気持ちを抑える為にギュッと潤を抱き締めて

それからゆっくりと優しく、時間を掛けて抱いた



vol.137



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先日、ダンナとコストコへ行ってきました

「行ったら大量買いしちゃうんだろ?」なんて私に言ってたダンナ

でも、寿司とか(イートインコーナーの)ホールピザとかラムとか、とかとかとか…

値段が張るのを買ってるのは、私じゃないからね!と言いたい😂

更に、食べ切るのに苦労したのは私のせいじゃないぞっと🤣

まあ、ついつい買っちゃうのは分かるんですが、ほどほどにねって事で…



今回も読んで頂き、ありがとうございました❤️💜