それでもキミが好きだから vol.150 (終)【翔潤】 | 山風妄想 ~BL小説~

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翔担で最近は翔潤にどっぷりなので、翔潤話し(&チョイチョイ大宮を放り込みます(笑))ばかりです

不定期更新ですが、読んで頂けたら嬉しいです♪






あれから暫くは混乱の毎日で

翔くんは自分がヴァンパイアになった事をチョイチョイ忘れて

日の出を見たがったり、いい匂いに吸い寄せられたりで目が離せなかった

逆に俺はそういう縛りがなくなって、「自由すぎる!」と怒られたりもしたけど…

それでも二人で居られる事は幸せで、ヴァンパイアと人間の恋を解禁してくれた雅紀には感謝しか無かった



会社の方はというと、大野さんが手回ししてくれてたみたいで

俺と翔くんは今まで通り働ける事にこれまた感謝しかなかった

でも、大野さんとニノは辞表を出して辞めたらしく、そこが寂しくて

お世話になったからちゃんとお礼も言いたかったのに、言えなかったのは心残りだった

でもヴァンパイアと縁が切れた訳じゃない…ってか一緒に暮らしてる位なんだから、いつか会えるんじゃないかと信じてる



そうそう

上田さんと紗莉さんね、この間訪ねてみたら良い感じの雰囲気になって

特に紗莉さんはキレイになってたし

上田さんは何かと照れが入ってた

初々しくて思わず微笑んでしまう感じ…いいなあ♡



そして今日は二人で休みを取って郷に行ってみる事にした

雅紀が長になってるから大丈夫だとは思うけど、人間として入るのがちょっと怖かった

郷の入り口近くに車を停めて

降りてすぐに翔くんの方に行ってギュッとシャツを握った

そんな俺に翔くんは「大丈夫だよ、ほら」って入り口の向こう側を指さす

そこには嬉しそうに微笑んでる雅紀が居た

雅紀は俺が不安な時や困ってる時はいつも側に居てくれて支えてくれた人

今はその役目は翔くんに移って俺は人間になっちゃったけど…優しい笑顔は変わらないんだね

ありがとう、変わらないでいてくれて



俺の周りって良い奴ばっかりだな



これから先、心配な事も多い

でも愛する人とならきっと大丈夫だよね

翔くんが人間だろうとヴァンパイアだろうと…

それでも愛していける自信はある

生涯、翔くんだけだって…気持ちは揺るがないって、幾らでも誓える

だからこれからずっと一緒に居てね

翔くん…アイシテル…



fin.



・.。*†*。.・・.。*†*。.・・.。*†*。.・・.。*†



思ったより長くなってしまったこのお話、中弛みしつつも何とか終わる事が出来ました

ここまでお付き合い頂いた皆さん、ありがとうございましたm(*_ _)m

このお話のきっかけは潤くんの「Dance in the Dark」でヴァンパイアが出て来て

お話に使えるんじゃないか、と思ったことから来てます

色んな設定を突っ込んだら纏めるのに苦労しました💧

でもその分楽しかったです♡



さて、次のお話は少し浮かんでるんですが、観たいドラマ等が溜まってたり、やりたい事がやれてない状況の為、こちらをホンの少しの間、お休みさせて頂こうと思います

多分、すぐ戻って来ますので、その時はよろしくお願いしますm(*_ _)m

でわでわ👋