午前4時から眠れず、体調が下り坂な日だと知る。

夫も抗がん剤を服用が続くと、副作用がひどくなる。

そんな様子が気配でわかると、自分の体調も共鳴するのか、振動したように苦しくなる。

気は病から、とわかってはいても、私の体は気をも支配しているようだ。

 

体調が悪くても夫はぎりぎりまで、全く弱音を吐かない。

対し、私はその正反対で、いつもあふれるようなつらさの限りを夫に投げつけている。

やめなさい、と誰かが言ってるのだけど、始まると止まらない。

自分の存在が一瞬にして消えればいいのに、とそのたびに思う。

コントロール不能なわが身を持て余したまま一日が始まる。

 

本当に世間でいう悪妻。

なんのえにしでこの人と一緒になったのだろうか。

自己嫌悪の海にどっぷりと溺れたまま、2月も終わる。