残すカードは3枚のみ、ともともとあきらめモードの冬のドラドラ群。
スポンサーありのドラマはお上のチカラが加わるから、それなりの仕上げに整いました、となるのは致し方ない。
ドラマとしてはつまらないけど、華があり、巷の話題になればよろしい、というそんなレベルでおつきあいさせられる。
WOWOWのように、ここまでお上を刺激していいのか、というようなドラマを見ていると地デジドラマのパターン化した温みには転寝小僧必須となる。
そんな中の残されたカード3枚。
最近お気に入りバカリズム脚本の「ブラッシュアップライフ」、エルペスに続くカンテレ再出陣の「罠の戦争」、小説もコミックもありの「警視庁アウトサイダー」の3本なのであるが、滑り止め程度で2回までは見終わった「女神の教室」が続きそうなら4枚目のカード、もありとなる。
北川悦吏子脚本で一押し期待の星だった「夕暮れに手をつなぐ」があっさり1回目でお別れ、となったのはワタクシだけだろうか。
ドラマの中で流れるヨルシカ、一時期はBGMとしてよく聴いていただけに、ここには一票したいし、久しぶりのすずヂカラにも期待していたのだか、何しろ、お話への期待感が続かない。
全くくだらなくてそれがいいんだもん、の「ブラッシュアップライフ」。
多分好みはかなり分かれるだろうけど、それがいいんだもん。
世代は違えど、女子は園児からおばーになるまで、くだらない話で盛り上がる。
シール一枚、髪飾りひとつ、消しゴムの香り、そんなくだらない話で盛り上がり、スーパーのレジ係の早打ち度、食べ物の好み、そんなくだらない話題に首を突っ込みたくなる。
なので、あるある感たっぷりの「ブラッシュアップ」でワタクシも2回めの人生を始めている。
アウトサイダーには小刻みな笑いに期待しつつ、3回目までは見ることにして、予想通りに展開してそつのない草薙仕様の「罠の戦争」は、きっと最終回まで観られそうな気がしている。
しかし、どのドラマもその他キャストにインパクトのなさが目立つ。
が、このコロナ禍と物価高で、みんぽーさんの台所事情も庶民と似たり寄ったり、ということで贅沢は言わないことにしておこう。