冬の日差しがカーテン越しに差し込んできて、そろそろこの場所から離れなくては、と思う。
思うのだけど、体と心は分離したまま横臥のあんたはナニモノ?、である。
目覚めたのはまだ暗闇の時間帯。
なのにそれから寝返りを繰り返しては、2時間ほど何かと闘っている。
今日はこれがしたい、あれがしたい、と頭の中の黒板に白いチョークで書き出している。
したいことは単純な日常の諸事雑事なのに、これが最近なかなかこなせなくなってきた。
今日、ムチ打つのは、どのあたりにしようか、などとコキコキの体に問い合わせてみたりする。
三段跳びの寒波のような気もするが、夫はいつもの冬だよ、と言う。
外に出てみれば、霜が降りた畑でネギが凍り付いている。
マスクをしていても、吸う息は肺の中で凍っていくようで、きっぱりとした冬を一歩ずつ踏む。
佐野元春のCHRISTMAS TIME IN BLUE をふと思い出しながら、凍り付いたネギを引き抜いて、Merry Christmasと呟く24日。