今年の夏ドラ、どうなんでしょう、と散歩途中のメタセコイアに問いかける日々、大丈夫かワタクシ、の炎暑なのである。
毎週朝日の夕刊に掲載される視聴率ランキングでは、オール圏外のナツドラたち。
視聴率は猛暑のナツを全く無視しての冷夏の視聴となっているようだ。
初回は見たものの、数回でさよならしたドラマがほとんどで、首の皮一枚で継続中なのは、「競争の番人」「オールドルーキー」「六本木クラス」のたった3本。
初回は見なかったものの、これから見ようと録画しているのが「石子と羽男」「魔法のリノベ」。
恒例朝日の雑談会では、ノーチェックの「魔法の~」がダントツトップだったので、とりあえず見てみようなのだが、こちらの出演者タチに魔法が効かない感、ありありなのである。
波瑠がこれほど息長びいて、主演ドラマをキープし続けている、というのにも実は納得がいかない。
忘れた頃にしっかりと連ドラキープ、こんな不思議女優が何人かいる。
どうせ、魔法をかけられるなら、チャンネル間違えたつもりになって、「新・信長公記」を見たほうがいい?
血迷ったことにして録画をしてみるか?
とにかく冷感冷え冷えのナツドラたちと、もうどうでもいいようなこの世のワタクシなのである。
「オールドルーキー」、多分5話目はもうない、と思いつつも違う展開になるかもしれない、と迷うドラマ。
主役の綾野剛は元々苦手タイプの俳優。
しかし、このテンションの彼を見るのは新鮮かもしれないと、初回はクリアしたものの、実は見るたびにかぶる俳優がいて、困っている。
脇役ではそこそこ有名な甲本雅裕。
誰からもそれはあり得んでしょう、と言われそうだが、なぜかことあるごとの表情が似ているな、と「あり得ん」の柵をいともたやすく越えてしまう。
このまま、見続けることができる展開になってほしいのだが。
「競争の番人」では、鎌倉殿とかぶっている俳優たちに突っ込みを入れつつも、公取のお仕事と坂口くんだけに視線をこびりつかせて視聴続行。
WOWOWドラマ「ヒル」で骨太になってくれた坂口くん。
ほどよい笑窪のよろめきタイムとなっている。
そして結構気に入っているのが、「六本木クラス」の平手友梨奈の演技である。
まさに平手打ち、くらった感の演技が爽快、痛快。
ドラゴン桜の頃からのキャラは変わっていないが、この役ではビンゴの演技である。
欅坂46の頃から異彩放つアイドルだったが、この表情と声は俳優向きかもで、★3つ位あげたい。
滑舌よろしく、このドラマではかなりのポイントゲット。
韓ドラ好きのワタクシにはこのわかりやすい展開がかなり好みで、案の定、回を重ねるごとに倍速が解除となり、まなざし熱く見ている。
そういえば、今季、坂元裕二の脚本でかなり注目していた「初恋の悪魔」。
実は30分で脱落し、ワタクシの脳内環境も異常をきたした感あり、の酷暑なのである。