首相夫人にしては庶民的、と思っていた昭恵さん。
やっぱり世間知らずのお嬢さんだったことを再認識する話題提供で、ワイドショーの餌食決定。
この話題、それほどのものかと、個人的には思う。
忖度とか斟酌というのは昔も今も、この日本の風土に根づいているものだし、権力を持った人のやりたい放題を認めているから自民党を選んだのでしょう、国民の皆さんは、と思う私なのだ。

社会に出てから、毎度思うのは、建前上はやってはいけないことが平気でまかり通っていることで、道徳の時間に学んだことなどすっ飛ぶ裏社会が公然と存在しているということ。
公にはしないが、コネや賄賂など常態化しているし、その恩恵を普通に受け入れている人々で社会は形成されているのだと。

首相夫人ということで、大事になってしまった昭恵さんのその後の対応ぶりも面白い。SNS でやたらと発信しているけれど、うまくいかない化粧の上塗りをしている感じで一般庶民にとっては暑苦しいだけである。
社会人として会社勤めの経験もあるらしいが、やっぱり、森永の社長令嬢の名札がずっと胸に垂れ下がっていたのかもしれない。
色んな場所に首を出し、協力をし、奉仕をし、活動的に何かをするのだけど、それは「首相の妻」の行動でしかない、と世間知らずのおばさんでもわかっていたのだろうが、本人にやっちまった感が全くない点でやっぱり人生の次元が違う。
結局、昭恵さん本人のキャラはその付属物でしかないのが悲しい現実である。

一方、国会での安倍首相の妻のかばい方にはかなり笑えた。
知らないだけなんじゃない? 昭恵さんの日々を、と突っ込みたくもなる。
森友の籠池証人はロッキードの小佐野越え、間違いなしだが、証人喚問にも拒否権があるとは、知らなかった私も世間知らずか。