中川右介著『沢田研二』は1970年代、歌手としてのジュリーの黄金時代をよくまとめてくれている本でした。昨夜(というか真夜中に)読み終えました。
一番感じたのは、昔からのジュリー・ファン以外の皆さんが、【サリー(岸部一徳さん)が今年6月に言ってくれた名言、「ジュリーに負けなかった沢田研二」という言葉】 の意味を理解するには、1970年代のジュリーのものすごさを知らないと無理だと改めて思ったし、また、この本は、そのための良い参考書だ、ってこと。
また、賢い&良心的な著者だなぁとも思ったです。
最後の(p.516)500ページをこえても、沢田研二の歌手人生のほんの一部までしか書けなかった」。
当然ですよ!!!
私のような、長く、ジュリー・ファンを【仕事休】(育休より、はっるかに長~~~く)していた人間でも、大ファンだった子供時代~高校生時代だけで、分厚い本が書けそうだもの。
この本のラストシーンは1978年大晦日。
第1部は1965~70年。第2部71~74年。そして第3部1975~78年。
この、第3部時代のジュリーのものすごさは、やっぱり、後進的な日本のマスコミは無視しようとしてもできなかったジュリーの闘いが読み応えあり、でした。
大晦日にジュリーが「とり」だった年で終えてる。良心的で有能な著者だと思います。
そう、LOVE(抱きしてたい)・・・
ジュリーは、NHKには長髪だけで嫌われていた時代から始まって。
私たち(子どもファン)も悪い子扱いされて。クッソ爺連中め!!!
やっとこさ、私が大学生になってから、紅白の「とり」だ。
思い出します紅白「とり」の、大晦日。私は、こんな時に限って歌詞を間違ったりしないか、と、びくびくしながら見守ったのでした。
これは、本の帯の裏側。
ま、そういうことだ。
対して、「帯」の表は、好きじゃないね。
出版社の営業さんの苦心はわかるけど、ジュリー、あんたの時代はよかった!では、ないですよ。
TV歌謡曲の黄金時代であったことは確かですけど(グローバル企業がスポンサーになってましたからね)。ジュリー・ファンでは「ない」歌謡曲好きに買ってほしいって感じですかね?
出版社からの本の紹介は、こちらでございます。
むしろ、帯をとった本のカバーがいいと思う。
本には、その時代、時代の【歌のライバル】が綺羅星のように登場。
思えば、多くは消えて。
でも、五木ひろしさんとか森進一さんとか布施明さんが今も元気に活躍しているのはすごいよね、って視線も、確かに、そうですね。共感いたします。
我々、昔のザ・タイガース・ファンである四人組は、うち2名がドタキャン時にジュリー熱復活、私も今年の6月25日イベントが成功しなかったらどうしよう~と思う中でファン熱復活。もう一人、なぜかトッポ熱が復活していた悪友の一人も、『脱走兵』を繰り返し鑑賞しているうちに、ジュリー熱が燃え盛り始めたようです。