改善を繰り返すこと。

ものすごく大事。

なぜなら、人がより大きな人間になるには改善はどうしても必要なものだから。

現時点で完璧な人なんていないから、人は、改善を通してより大きな人になっていく。

成熟した大人になっていく。

ゆえに、改善は重要なものなんよね。

ただ、改善をするうえで、大切なこともある。

それは、今の自分の答えを唯一無二のものととらえないこと。

今の自分の答えは多くの答えの中の一つであることを自覚すること。

じゃなきゃ、今の自分の答えに固執して、改善なんてできやしない。

世の中って不思議で、正解って一つではない。

自分が出す答えは、一つの正解。

他者が出す答えも、一つの正解。

立場によって、解釈によって、見る視点によって答えは異なる。

でも、異なる答えであっても、どの答えも正解なんよね。

自分と違う答えを誰かが出したからといって、自分の答えを押し通すことが必ずしも正解ではない。

自分と違う答えを出した相手に対して、そういう答えもあるよね、と受け入れる。

すっごく大事なこと。

育つ環境が異なれば、どう感じるかは千差万別。

答えは、違って当たり前。

なのに、多くの人は、自分の答えは正しいものとして押し通しがち。

自分の正義を貫こうとしすぎ。

けど、自分の正義を貫こうとしている時って、大概、自分を守ろうとしている時なんよね。

ちっぽけな今の自分を必死に守ろうとしているだけなんよね。

その正義を貫かなければ、今の自分が壊れる気がしているだけなんよね。

だから、ムキになって自分の正義を貫こうとする。

貫いたからといって、自分に良いことってそうないのに…

自分の正義を貫くと、大概、衝突する。

なんたって、自分の正義を貫く時、相手を攻撃することが多いから。

相手を否定するような言葉を投げかけてしまいがちだから。

すると、相手もムキになって、自分に攻撃してくるものなんよね。

自分の正義を貫いたばかりに起きてしまうこと。

よくよく考えたら、くだらないこと。

なんせ、あらかじめ、自分の正義を貫かず、自分の答えと相手の答えを認め受け入れていれば起きることではないんやから。

正解は一つではなく、色々な立場による正解があることを自覚していれば、起きないことなんやから。

答えは無数ととらえ、たくさんあると認識すると、その中からより良い答えを選ぶことができる。

今自分が選んでいる答えよりもさらに良い答えを選ぼうとすることができる。

だが、今の自分が選んでいる答えを絶対的なものとしてとらえてしまうと、他の答えに目がいかない。

いつまでも、今選んでいる答えを正しいものととらえたまま生きることになる。

それって、実は、残念な生き方なんよね。

自分を疎かにする生き方なんよね。

自分でも気づかないうちに、自分を傷つけて生きている人は多い。

ゆえに、もっと自分を大切に生きなよ。

そのためにも、答えはたくさんある、という考え方を取り入れなよ。

また、自分の素直さを高めるとともに、自分の我を小さくしていきなよ。

すると、他者のアドバイスがすんなり入るようになるから。

本質を突くアドバイスに耳を傾けるようになるから。

たとえ、素晴らしい情報に出会っても、それを受け入れなければ、何の意味もない。

そして、受け入れる上で必要なのが、答えはたくさんある、という考え方を持っておくこと。

今の自分よりもすばらしい答えは存在する、という考え方を持っておくこと。

人は、誰しもが完璧な存在ではない。

だからこそ、皆が皆、より良い自分になる可能性を秘めている。

ただ、その可能性を小さくしているのは、まぎれもなく自分自身なんよね。

自分の答えを絶対的なものとしてとらえ、手放すことを怖れている。

今ある答えで、自分自身を武装している。

もっと大きな視点でとらえると、武装する必要性なんてこれっぽっちもないというのに…

自分が大げさにとらえているだけにすぎない。

そのことに気づきなよ。

確かに、今の自分は今の自分に合う答えを選んでいるもの。

けど、これは、今の自分に合う答えであって、絶対的な答えではない。

より良い自分になるには、それに応じた答えがある。

生きる上で絶対的な答えはなく、答えはたくさんある。

選んだ答えによって、結果が異なるだけ。

どうせなら、自分が楽しくなるような答えを選び、小さくても良いから自分が望む結果を出しなよ。

今より少しでも良い結果が出るように自分を改善することを意識し続けなよ。

すると、ちゃんと改善することができ、自分を高めることができるから。


案外、そんなものなんやで。

サコヤンの独り言

「これからずっと自分を改善し続けなよ」