大学で古代史、近代史を専攻した著者が
自分のセンスでピックアップした英国の歴史を語る本。
時系列性、網羅性は全くなく、
独自の切り口で印象的な出来事を語っています。
教科書には載っていないけれど、映画、音楽、
文学、絵画、今にも残る国民性を理解するには
こういう本がもっと必要だと思います。
続編が出ることを期待します。
1982年、英国の国力が長い間衰退していた頃
突然、イギリス領土であるフォークランドが
アルゼンチンに占領されるという事件があったそうです。
これって、今の日本の状況に似ていますね・・・。
1066年はイギリスにとって重要な年で、
1066という数字はイギリス人が暗証番号等によく用いている。
日本人の苗字は地名にちなんだものが多いが
英国人の苗字は職業にちなんだものが多い。
といったマメ知識も面白かったです。
- 驚きの英国史 (NHK出版新書 380)/NHK出版
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