1章で現在の世界情勢と宗教について
ざっと解説した後は
学者、住職との対談を通じて仏教、キリスト教、
神道、イスラム教について議論する内容になっています。
教科書的な話よりも対談がメインの本です。
今の日本は安定した社会だから宗教が普及しにくい、
お寺は昔は戸籍を管理する役所的な役割があった、
安土桃山時代はバブル経済で江戸時代はデフレだった、
三回忌、七回忌というのは日本だけの習慣であって、
仏教としてあまり意味はない。
といったあたりが興味深かったです。
普段は深く考えたりぜす、なんとなくやっている
日本人の独自の文化、習慣、宗教観について
他の宗教と比較しながら考えてみるのは
なかなか面白いです。
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