神奈川フィル”ブランチ”ハーモニーin かなっく 〜木管五重奏〜 | NORISの絵本箱

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2024年6月12日(水)11:00〜12:00

神奈川区民文化センターかなっくホール

 

江川説子(フルート)

古山真里江(オーボエ)

安藤友香理(クラリネット)

鈴木一成(ファゴット)

戸田大貴(ホルン)

司会:榊原徹(神奈川フィルハーモニー管弦楽団音楽主幹)

今年もあるのがうれしい神奈川フィルハーモニー管弦楽団のかなっくホール「ブランチ」シリーズ♪

いつもはオーケストラとして演奏している楽団員が、身近なこじんまりとしたホールで小規模アンサンブルやソロリサイタルをしてくれるというとってもありがたい企画で、今年度は6月と12月の2回なので、セット券で購入した。今回はほのぼの木管五重奏だった。

 

 

プログラムは画像のとおり、まずはおなじみ「カルメン」組曲の”トレアドール”ではなやかにスタート。演奏者&楽器紹介(口とリードと楽器の関係を中心にけっこう詳しく)のあとが、今日いちばん感心した「山の音楽家じゅんばん協奏曲」、ドイツ民謡「山の音楽家」をつなぎにして、木管楽器がじゅんばんに自分の得意な名曲を披露してくれるという楽しいアレンジで、調べてみたらズーラシアンブラスのために作られたものらしく(←なるほど!)、石川亮太が編曲したものらしい。まずはオーボエで「白鳥の湖より情景」、続いてホルンは「ホルン協奏曲第一番第1楽章」、フルートは「アルルの女より間奏曲」、ファゴットは「魔法使いの弟子」そして最後はクラリネットが「クラリネットポルカ」、つなぎの「山の音楽家」も途中でマイナー調になったり、いろいろな変化があってあきさせなかった。

「わらの中の七面鳥」はフォークダンスでおなじみ「オクラホマミキサー」、ミュージカルや映画からのおなじみのナンバー、楽しいラグタイムの「ジ・エンターテイナー」(これも映画から、ともいえる)が続いて、最後は美空ひばりメドレー。

アンコールは、ファルカシュ「17世紀の古いハンガリー舞曲」より最終楽章だった。

曲の合間の榊原主幹のトークも、曲や選曲の背景や最近のコンサート事情(今はゲーム音楽やシネマコンサートの依頼が多い、とか)など興味深くておもしろい。

 

こんなに楽しいのに、客席はなかなかうまらない。

平日の午前中にゆっくりコンサートを聞きにこられるのは隠居した高齢者や子どもの手がある程度離れてパートタイムで働いている人ぐらいだから、仕方ないといえば仕方ないのだろうけれど・・・

すそのを広げるよいアイデアはないかな・・・