石田泰尚スペシャル 熱狂の夜 第二章 第1夜:無伴奏 | NORISの絵本箱

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2024年6月3日(月)19時開演

ミューザ川崎シンフォニーホール

 

あの石田泰尚スペシャルが戻ってきた!

ソロから始まって、デュオ、トリオ、カルテット、アンサンブル、そして最後はコンチェルト、と少しずつ共演の和が広がっていくシリーズは迷わずセット券で入手して、これから半年間、月に一度のミューザ詣でとなる。

第1夜は無伴奏、2年前はチェロの山本裕康さんがゲストだったが、今回は石田組でもおなじみ、ヴァイオリンの佐久間聡一さんで、プログラム締めの一曲(+ひきつづきアンコール曲)で登場した。

午前中仕事して、家に帰って家事を片付けて、雨の隙をぬって2年前の石田泰尚スペシャルですっかり通い慣れたホールへ。どちらかというとマニアックなソロ・リサイタルなのに、いきなり満員御礼なのがすごい。イザイの無伴奏は何年か前の音楽堂で聞いた曲、アグリとブロッホは4月の音楽堂ホリデーアフタヌーン(このときは山本裕康さんといっしょだった)でもやっていた曲、なかなかよそで聞く機会のない作曲家や作品に、組長の演奏会に足を運ぶようになって少しずつ親しんでいる。イザイの2つのヴァイオリン、弓が2本あるのかとおもえる石田さんの音と、落ち着いた佐久間さんの音が重なり合って聴き応えがあった。

アンコールは三曲とも初めて聞いたと思う。知らない曲だけどかっこいいな〜が続いて、最後におなじみの曲をもってくるのがやさしい。しみじみとした音色でクールダウンしておひらきになった。

みじかいトークはアンコールに入ってから佐久間さんと。ソロ・リサイタルは当然のことながらずっと集中して弾きっぱなしでほんとうにおつかれのところをお二人で2曲目まで、そして最後は石田さんお一人でたくさんきかせてくれてほんとにありがたかった。

 

<プログラム>

   アントニオ・アグリ アディオス・ノニーノ変奏曲

   ウジェーヌ・イザイ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 ホ短調

セルゲイ・プロコフィエフ 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 op.115

 

  エルネスト・ブロッホ 無伴奏ヴァイオリンのための組曲 第2番

   ウジェーヌ・イザイ 2つのヴァイオリンのためのソナタ

              共演:佐久間聡一(ヴァイオリン) 

 

<アンコール>

    ガルデル(ハイドリッヒ編) 首の差で (佐久間さんと)

          ハルヴォルセン ノルウェーの旋律による演奏会用カプリース (佐久間さんと)

アイルランド民謡(クライスラー編) ロンドンデリーの歌(ソロ)