2024年4月21日(日)13:30開演
神奈川県立音楽堂
桜から新緑に移り変わる週末、ひさびさに紅葉ヶ丘の音楽堂へ。
今回は当日券ではなく、先行でがんばってとってずっと楽しみにしていた演奏会(完売御礼)、
かなフィル首席ソロコンマス✕元かなフィル首席チェロのうれしい組み合わせ。
<プログラム>
W.A.モーツァルト:ヴァイオリンとチェロ(原曲ヴィオラ)のための二重奏曲 ト長調 K.423
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲 第1番ト長調 BWV1007[チェロ・ソロ]
G.ソッリマ:ラメンタチオ[チェロ・ソロ]
(休憩)
A.アグリ:アディオス・ノニーノ変奏曲[ヴァイオリン・ソロ]
E.ブロッホ:無伴奏ヴァイオリンのための組曲 第2番[ヴァイオリン・ソロ]
M.ラヴェル:ヴァイオリンとチェロのためのソナタ
<アンコール>
ヘンデル/ハルヴォルセン(編曲):パッサカリア
シベリウス:水滴
最初と最後にデュオの作品をおいて、前半はチェロのソロ曲をたっぷり、後半はヴァイオリンのソロ曲をたっぷりというチェロファンにもヴァイオリンファンにもうれしすぎる構成で、無伴奏チェロ組曲1番、ひさびさに生できけてうれしいし、ラメンタチオは声まで入ってかっこよかったし、アディオス・ノニーノはきかせるし、ブロッホの無伴奏ヴァイオリンもかっこいいし、最後のラヴェルのソナタもちょっとふしぎでおもしろかった(ピチカートが出てくる曲けっこう好き)。最後の曲の前にトークもあり、主に山本さんが話し、石田さんは相づちという訥々としたトークだったが、二人の出会いが2001年3月の音楽堂でのかなフィルの演奏会で、石田さんはブルッフ、山本さんはドヴォルザークの協奏曲をやったという思い出話を聞くことができた。あとで音楽堂のアーカイブを見て、現田茂夫さんが指揮をした「神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別演奏会サンクフルコンサート2001」のことだと確認できた。
ラヴェルの曲ですっかり気持ちも乗った勢いで、アンコールは2曲、まずは「パッサカリア」でたっぷり楽しませて、最後は弓なしピチカートだけのかわいい小曲でおひらきとなった。
6月からまたミューザ川崎で石田泰尚スペシャル2が始まるけれど、今日の回はその前夜祭のような感じだった。
掃部山公園
帰る前に県立図書館でひとやすみ。