息子は統合失調症だと思っていた。
信じられないけど、いろいろな症状からそうなのだと思っていた。
でも最近、ネットでみのもんたさんの記事を読んで驚いた。
みのもんたさんは、知人の葬儀で焼香の列に並んだ時、
勝手に上半身が前に傾くという症状に気が付いたそうだ。
焼香の時に、手の指が勝手に震えたという。
息子も高校の卒業式の時、呼ばれて前に出る時に、
不自然に前かがみになって歩いていた。
同じ中学校出身の同級生の保護者に、なんだか前より異常な
感じだねと言われたことを思い出した。
息子は高校2年生の始め頃、学校から帰って来たとき、
浮かない顔をして、「今日、授業中に指先を使う作業をしたんだけど、
その時、手の指が震えたんだよ。別に、緊張したとかあがるとか
そういう場面じゃなかったのに...」と言ってきた。
なんだか不安に感じている様子だったので、
「病院に行ってみる?」と聞いたが、
息子は「大丈夫だよ。多分、たいしたことないと思う。」
と返事をしたので、ちょっと不安はあったのだが、
そのままにしてしまった。
また他の心配な症状が出たら病院に連れて行けば良いかなと、
軽く考えてしまった。
そのまま、すっかり忘れ、高校の卒業式の日の息子の
不自然な歩き方を目にした時、何かがおかしい。
病気かも知れないと感じた。
息子に病院に行こうと言ったが、
その時は軽く断られてしまった。
常に息子のことが気がかりだったが、
息子は何でもないという態度だった。
そのうち、大学の入学式に行く時期になったころ、
息子のアトピーがひどくなり、
息子もアトピーの薬を出してもらうつもりになって、
やっと病院に行った。
そこの先生に、診察の後、私が呼ばれ、
「息子さんの表情がうつ病のようにみえる。
精神科へ行ってみたほうが良い。」とのお話があった。
みのもんたさんは、病院で、パーキンソン病と診断されたそうだ。
私は、記事を読んで、息子ももしかしたら、高校生のころ、
パーキンソン病だったのかもしれないと思った。
パーキンソン病もだんだん進むと、うつ病のようになるという。
そして、末期症状で、幻視、妄想、認知機能の低下などがみられるという。
精神病だと思い込み、ずっと体調の悪いのを我慢して、
何の治療もしなかったので、パーキンソン病の末期症状が出て、
あわてて精神病院に行ったので、統合失調症と診断されたのかも知れない。
そうだとしたら、なんと残酷なことをしたのかと思う。