子どもを迎える覚悟ができるまでの話・1
同時期に結婚した、仲良しの友達に子どもができた。すんごく嬉しくて、楽しみで同時にちょっぴり寂しくなった。「子どもがいる人」と「子どもがいない人」は世界が違うと感じていたからです。あぁ、あの子も「そっち側」にいってしまうのか…という気持ち。でも、子どもが生まれてからも変わらず仲良くできました。お互いに気を遣いあっていたからだと思います。私には子どもがいないけれど、子持ちの友達の気持ちを理解したかった。親友の子どもの成長は嬉しいし、話を聞くのも楽しくて。けどそれからも、私は相変わらず子どもを持とう!という気にはあんまりならなかったのです。夫婦ふたりで暮らすということはとっても気楽で、好きなことに好きなだけ時間を使えた。なーんも、不自由なことがなかった。と思っていたし。でも心のどこかで、いつか、子どもは育ててみたいな。という気持ちはあり夫は、私のタイミングに合わせるよと言ってくれていました。迷わずに子どもを持つ選択ができる人ってすごいです。私は子どもは好き、可愛さも知ってるけど自分がとても未熟だから、親になる自信がなかった。責任が重すぎる。そんな所に生まれて来たらかわいそうだな…と思っていました。考えすぎかもしれないけど。結婚してもしばらく子どもがいないから、子持ちの人には何でいないの?って聞かれたり。人には人の、都合やタイミングがあるのです。ちょっと価値観の押し付けに感じるしもしも、私が不妊だったりしたら傷つく言葉ですよね。身内や知り合いに、なかなか子どもができなくて悩んでる人がいるのを知っていたので余計そう感じたのかもしれません。子どもって本当に面白いし可愛い。それは自分も産んだ今、よくわかるけど「子ども可愛いよ、産みなよ!」とは言えないです。私は。ほしいんだよね~と話してくれる人にはおすすめします。でもほしいと思って必ず授かるものでもないからやっぱりデリケートな話で、難しいな。私の心境はゆっくりゆっくり変わり自分の望むタイミングで運良く子どもを授かりました。今だからこそ思うこともあるけれど、人の意見に流されず、良かったと思います。