普段いつもピアノの鍵盤を見ているはずなのに、なぜか舞台の上でのピアノの鍵盤が違ったものに見える


いつも何気なく始める 出だしも 、座って鍵盤を見つめると、ここからでいいんだっけ? となる


弾いている最中も、やけに 次の音ばかり気になる

次の音わかるかな、なんてちょっと考えると、パッとわからなくなる

指がいつもよりこわばって スムーズに動かなくなる


指が小刻みに震える

途中テンポが早くなって、もどれなくなる

出だしからいつもより早いテンポで始めてしまって、もう突き進むしかないとなる

これ、よく本番でのあるあるです😞


音楽的なことを言えば 、とにかく弾くことに必死!


コンクールを受けると、審査員の先生に好評をいただけたりします


それには、色々なことが書いてありますが、その中で 自分で ハッとしたことが書いてあったのを覚えています


聞いてる人にどういう風に聞こえているのか もっと考えながら弾きましょう!


それまでの私は とにかく弾くことに必死で、自分の奏でている音を耳でよく聞いていなかったな、と気づきました


今でもどこまでできているのかは分かりません。


でも確実に以前よりは、耳を、ホール、会場の方に傾ける感覚で聞くように、どういう音が広がっているのか、ペダルを踏んだ時の響き、音の余韻も、耳を傾けて聞くように心がけています


最近、録音を聞いてて自分の演奏で気づいたのはスラーの弾き方です。


スラーは音は繋がってはいても、聞いてるとスラーに聞こえないことがあります


耳で次の音へのつながりをよく聞くことで、だいぶ改善されたように思います


最初に書いた本番でのあるある も経験を重ねるごとに、ましにはなってきています


多分今も気づいていないことが これからも舞台に立つことで、気づいていくのだと思います


ちょっと 話はそれますが、

今ついてる先生は現役のピアニストでもあり、コンクール経験も豊富なため、本番に望むにあたって、先生の経験談を聞けるのもほんとに大きいな、と思っています🙂