ピアノコンクールへの挑戦1年目

この年は、ベーテンコンクールへの挑戦


曲は色々迷って、

スクリャービンの幻想ソナタの第1楽章


今まで弾いたことがある曲にしようかな、とも思いましたが、まだまだ弾いたことがない曲が沢山あるし、レパートリーを広げていきたいというのもあったので。


初めてのスクリャービンです。

その頃は、先生にもついていなかったので、初めての作曲家、初めての曲目だったので、試行錯誤しながらの練習でした。


でも今は便利ですねー

You Tubeで、レッスンも見れる時代です😶


昔だったら、わからない所は、ついてる先生にお聞きするか、CDでも買って聞くか・・・😅


色んな先生のレッスンを無料で見れちゃうなんて、驚きです。

今の時代でなければ、1人でコンクールに挑戦なんて無理!


初めて予選の舞台袖にたった時のことは、はっきり覚えています。

舞台の上のあの椅子に座ったらどんな感じなんだろう


頭が真っ白になり一音も弾けなかったらどうしよう
(ぎりぎりまで楽譜で出だしの音を確認)

心臓は他の人に聞こえるのではないか、と思うくらいドクンドクン

一生懸命手を温めていましたが緊張しすぎて冷たい

いよいよ名前を呼ばれ、
もう出ていくしかない(TT)

演奏はあっと言う間に終わりました。


ベーテンは、8分半くらいだったと思いますが、他の方のを聞いていると長く感じますが、自分が弾くとあっと言う間

手が冷たくて思うように動かなかったり、手が微妙に震えたり、途中やけに冷静になったり、色々ありましたが、なんとか時間の鐘がなるまで、弾ききりました。


今思うとこの頃はまだ舞台の上の本当の怖さを分かっていませんでした😅


ある意味幸せだったのかも(笑


その後 舞台で起こる いろいろな出来事に(ほとんど私の頭の中での出来事ですが😅)どんどん、人前で弾くということの恐怖が湧いてきます😓


この年、コンクールは、予選、本選、全国と進むことが出来ました。


全国では目標の 5位以内には届きませんでしたが、点数的には 7位で入選でした。


コンクールだけを考えたら、23年ぶりの舞台でした。