今日は退団記念日スター

23年前の今日、宝塚を卒業しました。

毎年欠かさず連絡している退団同期のまみさんにも(真琴つばささん)忘れず連絡しましたよ〜音譜




さて、こんな日にあえてこんな記事をひらめき電球

最近この記事を何故だか沢山の方にお読み戴いたようであせるあせるあせる


この記事からもわかるように、同じように宝塚にいたからといって「全員がこう」というわけではありません。

これが私がいつも話している「その人自身がどのように学んできたか」「その人自身が自分はどうあるべきなのかを考える力を持っているか」「どのように育てられたのか」などに通づる部分かな…。


もし同じような下級生がいたとしてもそこで「教えてあげない」…そのような選択肢は私には全くありません。

私自身 振り付けを教えていただくことができない焦り…とか舞台上で踊る事が出来なかった恥ずかしさ…とかの思いをしたのだから似たような状況の下級生がいたら絶対同じ思いをさせてはいけない!と考え自分の空き時間に必ず振りを教えます。


刑事ドラマでもよくありますが「やったんだろ?吐けよ。吐いたら楽になるぞ…」みたいな感じで、時間が経ちやった過ちを告白したら自分自身の気持ちが楽になる…そういう部分って誰でもありますよね。


何年も経って「私あんなことしちゃったんだよね」と思い出話しのような感じで軽く話す事ありませんか?

口にする事で、自分自身の気持ちが楽になる…みたいな。


場合によっては言われた方がたまらない!みたいなこともあるので、本当に要注意です。


1番わかりやすいのは浮気らしいですよあせるあせるあせる

正直に告白して本人は楽になるかもしれないけれど、言われた方はたまったもんじゃない!みたいな…。


そのような過ちを「男なら誰でもやっている」とか「全員がそうである」と口にしてしまうのは浮気もせず、意地悪も言わず真面目に生きている人からすると大迷惑ですね。




この記事を読むと、この時たった1人しかいないような印象がありますが実際に舞台上では隣の方が「右!左!」とずっと言いながら踊って下さっていました。

そんなこんなで「怖かった」と過去形になります。


振り付けを教えてくださらない方がおられた件に関しては「今度の舞台からは代役表をもっときちんと見よう。」と、プロの舞台人としての自覚が高まるきっかけになりましたし、自分は(人は)どうあるべきかをきちんと考えるきっかけにもなりました。


その時は焦りもしましたし、とても困り心配もしましたが、やはり全てにおいて自分が成長するためになくてはならなかった過程であったと思っております。


例えば、もし同じことがあれば、私は「振り付けは教えてあげるよ。でも代役表をもっとちゃんと確認して、自分が出る場面を把握しておかなきゃダメだよ」とちゃんとその子が反省できる時間を作って振り付けを教えると思います。


私は決して優しければ良い…そのように思っているわけではなくて、あれだけの舞台を作るのであれば、厳しさの中に筋道が通っている。厳しいことを言うには理由をきちんと付け加え相手が理解・納得できるようにする。

これを心がけるようにして現在に至っております。