今度の日曜日は宝塚受験を希望されている高校生が、ジャズダンスと声楽の体験レッスンを受けてくださいます。
どんなお嬢さんがいらしてくださるのか、今からとても楽しみです。

宝塚を受験しようと決心した子に悪い子はいない…と昔から勝手に思っております。

宝塚には独特の考え方があると思います。
これまで何度か記事にしてきましたように「足を踏まれた下級生が謝りに行く」みたいな…。

これだけ聞いたら「常識では考えられない」と思うかもしれませんが、どのようなことでもきちんと理由を説明すれば納得したり「そんな考え方があったなんて」と驚いてくれたりする人がほとんどです。
そして本当に宝塚に行きたいびっくりマークと心から思う人は、このような考え方を受け入れたいと思い、自分も早くこのような考え方を自身でできるようになりたい。
そう思うようになりますので、生徒たちがどんどん謙虚になります。

問題は謙虚になりすぎて、消極的になってしまうことかな…えーん


理由を言わないから、理由を知らないから、不平不満が出るのではないでしょうか。

先日生徒さんに話しをしたのですが…。
例えば「蜂🐝を触ったらダメよ」と言うだけではなく「蜂は針を持っているから、触ると刺されてしまうの。ものすごく腫れて痛いし、時と場合によっては死んでしまうこともあるのよ」
このように理由を少しでも話してくれると「なるほど、そうか。じゃあ絶対触らない」と固く決意することができます。
「触ったらダメ」しか言われなければあまり印象に残らないのではないでしょうか。


私は一つひとつの事柄をきちんと理解してほしいと思うため、時間をかけてでも生徒さんとお話しをします。
これまでの生徒さんたちを参考にして、良いところは見習い悪いところは削り落とす…こうしていけばどんどんアップデートされてブラッシュアップされて良い方向に行くのではないでしょうか。

「これからどの様に過ごしたら良いか」「どのように物事を考えていけば、たくさんの方から愛していただける可愛らしい素敵なタカラジェンヌになるのか」
「人として気高くあるためにはどうしたらよいのか」「本当の知性と教養と品性を持つためにはどうしたら…」


この様な「私の言葉を理解出来る」また「自分と正面から向き合い、深く考える力がある」のはせめて中学生からかなと思い、こちらは中学生以上とさせて頂いております。


「期間限定」である「宝塚受験」
真剣に向き合った人は必ず「何か」を得ることができて、その後の人生の糧になります。