これまでも何度か記事にしておりましたが最近お話ししていなかったように思いますので、新たな読者さんもおられる事ですし またお話しをさせていただきます。

私がまだまだ下級生の頃上級生の方がこんなお話しをしてくださいました。
「いつも汚い言葉や悪い言葉を使っていると口元からブスになるわよ。いつも美しい言葉や良いことを言っていると口元から美人になるわよ。」

そんなものかなと思っておりました。
私 実はもともと口が「へ」の字をしておりまして…汗
同期のお母様で元タカラジェンヌから女優さんになられた方からも「なっちゃん、口がへの字をしていると可愛らしい娘役に見えないから直しなさい」といつも言われていました。

とにかく口角を上げて汚い言葉を使わないように心がけました。
もちろんそれで元の顔立ちが変わるわけではないので美人に変身するわけではありません真顔
ただ「への字」だった口元の印象は変わったと思います。

退団してから歯科矯正をしたので、今でこそ歯を見せてしっかり笑っておりますが現役中は歯並びが悪く八重歯もありましたので、口角が上がっていても歯を見せてにこっと笑っている写真はあまりありません。

退団して生徒さん達にこの話しをちょこちょこするようになりました。
中高生でもこの話しをすると「なんとなくわかるような気がいたします」と言ってくれる子がほとんどです。

私の前では「お利口さん」みたいに話していても、きっと家に帰ったら違うのだろうな…とか、学校で同級生と話す時は違うんだろうな…とか想像がつくようになってきました。

これも以前何度も記事にしていたことですが…私は 30歳を過ぎたら「顔は自分で作るもの」だと思っています。
若いうちは「お母さんの目が小さかった」とか「お父さんの鼻が低かった」とか、親のせいにしても仕方がない部分もあるでしょう
しかし、だんだん「自分」というものが確立されてくれば目つき顔つき、そして口元の品性みたいなものは自分で作っていくものではないか…そのように思えてなりません。

時々 美人なのになんとなく口元に品がない人がいます。
これはまさに上級生の方がお話しくださったことと繋がるのではないかな…そのように感じます。

「子供」の期間より「大人」の期間は長いです。
どんな顔の大人になりたいでしょうか。
どんな心の大人になりたいでしょうか。
どんな人だと思われたいでしょうか。


「良い人間になりたい」と心から思い、どうしたらそうなれるかを考え続ける大切さ。

「本当の意味の美人になりたい」みたいなところでしょうか。
皆さんはどこを目指しますか?