日曜日の発表会…。

昨日はその場所でいつものように個人レッスンを行いました。
たった4日前にあんなことがあったなんて嘘みたいだね…と話しました。

私 リハーサルの時は開演のご挨拶も端に立ってしていたのですが、実際には端から端まで埋まってしまうほどお客様がいらしてくださったため、私もセンターに立ってご挨拶をしました。

「宝塚歌劇団では1組70名で55分ほどのショーをいたしますが、今回はたった3人で50分のショーでございます。これは全て私の神業の構成、演出力によるものです。」と言いましたら、ちゃんと皆様笑ってくださいました笑笑笑

そして1番大切なこと
「大変恐縮ではございますが、このたびハウステンボス歌劇学院に合格した者がおります為、録音・録画はご遠慮下さいますようお願い申し上げます。」
と申しましたら、皆さんがうんうんとうなづいて「大丈夫。わかってるわよ。そんなことしないよ」との眼差しを向けてくださったのがすごく面白かった…ありがたかったです泣くうさぎ

そして、それを言うことによって本人に良い意味でプレッシャーを与える事ができました。
「私のためになんだ…キョロキョロ」と…。

お客様の中にはハウステンボス歌劇団の大ファンの方もおられ、その子に「未来の娘役さんへ」とお手紙をくださいました。
彼女が「初めていただいたお手紙」と、とても喜んでいて「一生大切にしなきゃいけないお手紙だね」と話しました。

あの時にいらしてくださった40人の方は全員味方でした。

普通に舞台でプロとして公演を行う場合は、中には斜めからご覧になる…「敵」と言うと言葉は悪いですけれど「どういう風に批判してやろうか」というような見方をする人もいます。
しかし、先日の日曜日は場所も公表していなかったため本当に味方ばかり…そんな感じでした。

お客様同士で初めてお顔を合わせる中で、連絡先を交換したり、知り合いになったりできる機会にもなったようでした。

プロになると、その斜めからご覧になる…そんな方も味方にしてしまう力を持たなくてはなりません。

「ブギウギ」で嫌なことを書く週刊誌の記者がいました。
その人に「いちど私の舞台を見にいらっしゃい。私の歌を聴きなさい。」と茨田りつ子さんが話します。
するとその意地悪な記者はそれまでの勢いをなくし「いや、遠慮しておきます」と言います。
それはきっと茨田りつ子さんの歌を聴いてしまったら、批判的な記事を書けなくなってしまうと思ったからではないでしょうか。

本当に良い舞台を務めれば全員が味方になるのだろうな…と思わせる印象的な場面でした。
それを思い出す程 発表会ではお客様皆様が開演から終演までずっと味方でいて下さいました。
本当に本当に嬉しくてありがたかったです。



発表会では「味方」が増えたわけでもあります。
ハウステンボス歌劇学院に行く子は自分がお呼びしたお客様だけではなく、私のお客様や別の生徒のお客様も「あの子が出るなら見に行こうかな」と思って頂けるようになった…これは味方が増えた事です。

そしていつか「私はあの子がここに入る前から知っているのよ。」「私はこんなに近くであの子の歌を聞いたのよ」と自慢してくださる日が来たらといいな…と思います。

実際に以前こちらの発表会をご覧になって、美玲ひなと写真を撮っていたご家族がおられます。
そのご家族が今回また見にいらしてくださいました。
きっといつかハウステンボス歌劇学院に入った子の事をどこかで自慢してくださるのではないかしらと思います。

私の発表会をご覧になった方に「福岡でこういうのを見ることが出来るなんて」とよく驚かれます。
バレエの発表会とかダンス教室の発表会と違って、本当に「宝塚のショー」みたいなことをするので、とても新鮮みたいです。
逆に私はそれしか知らないし、それしか出来ないし、それしか作れない… 笑ううさぎ笑ううさぎ笑ううさぎ


今回の感謝の気持ちをずっとずっと忘れずに、これからもひとりで地味にレッスンを続けていこうと思います。

あ!それから今回はずいぶん「なつちゃんに」とお花をいただきました。
お気にかけていただき、誠にありがとうございました。


ありがとわん飛び出すハート