最近は「グレーゾーン」という日本の美学…とも言えるような「皆まで言うな…」と相手の気持ちを察することが苦手になったり、減ってきたりしているように思っています。
しかしこのような場面であれば、はっきりイエスかノーを伝える事も大事ですね。
もちろん、同じ場面でも「グレーゾーン」を上手に使って全員に楽しんでいただく事もあるかもしれません。
どのような時にはっきりと伝えるのか、どのような時に少し曖昧にして幅を持たせるのか…。
それを心と頭で瞬時に考える。
大変なことですけれど、人生はこれの繰り返しかもしれません。
以前姉から東京のスーパーマーケットでも似たようなことがあった事を聞きました。
前に並んでいた黒人の方に「後ろに行け」と白人の方がジェスチャーで示したそうです。
黒人の方が後ろに行こうとしたら レジのお姉さんが「順番ですから…」と冷静に言って、前に並んでいた黒人の方から会計をしたそうです。
黒人の方はとても感動され、白人の方は舌打ちをした…。
日本では「順番を守るなんて当たり前のこと」
小さい頃から「ブランコを使うのは順番よ」「並んで待っていようね」なんて言葉をごく当たり前に聞いてきました。
この「なんてことのない当たり前の言葉」がそのスーパーでは大きな意味を持ったのではないでしょうか。
日本人も「黄色いサル」と馬鹿にされた過去があります。
生徒達には「この世は差別に溢れています。溢れているからこそ出来る限り差別がないようにと心を配り、努力をし、考え続ける事が大事なんじゃないかな。」
このように話しております。
もしも目の前で差別が行われていた時に、毅然とした態度で立ち向かうことができるかしら…と考えさせられる動画でした。
もうひとつ追加します。