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昨日 暗くなってから 急用が出来 出かける事になった。

   急いでいたので タクシーを呼んで 自宅まで来てもらった。



そのタクシーの 運転手さんとの お話である。

   乗ると どちらまで? と、聞く前に 開口一番

   「立派なお宅ですね(…絶対 お世辞だと思われ・・・)

    新築ですか?」 と言う。

   我が家は 一昨年 外壁の張替えをしたので そう見えたのかもしれない。
 
   なので、もう 10年以上経つと 話した。


   そこでやっと、行き先を 聞かれた。


   
運転手さんも、昨年家を建てたそうで、そこに到る お話。

   高校を卒業して 地方から就職に出てきた

   自分に合う仕事が 見つからずに 

   色んな仕事を 転々として 

   20年・・・やっと タクシーの運転手という

   自分で納得できる仕事が見つかった。

   一生を共にしたいと思う 愛する人も出来て

   二人で 頑張って 家を建てる 頭金が出来たのだそうだ。


   そこで、家を建てる際に 奥さんに 言ったそうだ。

   「家と言うのは 女の人の城だから 好きなようにして良い・・」と・・・

   「だけど 一つだけ どうしても 自分の要求を叶えて欲しい・・!」 それは

   「カーテンを 選ぶ時 光を通さない 遮光タイプだけは 絶対に 

    付けないで欲しい。」 と。



   私は チョット意味が分らなかった。

   タクシーの運転手 と言うお仕事だったら 時間も不規則だろうし

   シッカリ眠れるように カーテンは 遮光の方が 断然良いと 考えたので。。。

   そう言うと。


   運転手さんは 言った。


   「そう言えるのは 一人暮らしで 淋しい思いをした事が ないからでしょうね~」

   「僕は アパートでの一人暮らしが 長かったので 淋しい思いを

    ずい分長いこと 経験してきました。

    一番辛かったのが 暗くて寒い冬に 仕事が終わって アパートに着いて

    自分の部屋を見上げると、他の部屋は オレンジ色の暖かそうな灯りが

    点いているのに  自分の窓だけが・・・・真っ暗。

    だから、愛する人が出来て 家を建てた時は 仕事が終わって

    家の窓を 見たときに 暖かい灯りが点いている そんな家に 帰りたい。」と


初対面の 只のお客に そんな大切な 打ち明け話をするなんて・・・・・

    ビックリして 訳を聞いたら・・・・

    「チョット 誰かに 自慢話を したかったのかもしれません

     不愉快だったら 申し訳ありませんでした」と。。。


    タクシーの運転手さんの顔・・・・これまで 気にしてみたことがなかった。

    今回は 斜め後ろから しみじみ見つめてしまった!


    苦労はしたのかもしれないが 自信に満ちた横顔だった。



用事を終えて 家に帰り着いて・・・

   相方の顔を見ながら 彼も この家を建てる時は

   「好きにしていいよ。。」 そうは 言ってくれたが・・・・

   あの運転手さんのような 素敵な思いが あったとは 

   どう考えても 思えなかった。。。



カーテン一つにも 色んな想いって あるんだなぁ~~~~~~。



因みに 我が家のカーテンは 遮光ではない。