先日、又兵衛桜を見に行った時に、写真家の相原さんから「隣に居らっしゃるのは、僕と同じくX-photographer(富士フイルム公認カメラマン)の稲垣徳文さんですよ。」とご紹介頂いた。そして、厚かましくも、プロの写真家2人に挟まれて写真を一緒に撮って頂いた。
写真家と写真家に挟まれた落語家の図(笑)
この稲垣さん、昔の大判カメラでフィルム写真を撮影し、卵白を塗った「鶏卵紙」にネガをプリントするという技法を使う人なのであった。その珍しいので、撮影風景を見せて頂くと
なんかすごいことになってます(笑)
実はこれ、暗幕の中でカメラのピントを合わせているらしいです、その様子を覗かせて頂くと、なんとファインダーがすりガラスになっていて、それをルーペで確認するという作業をしてらっしゃいました。今みたいに液晶画面を見ながら、シャッター半押しでピピッ!という時代に、すごい手間をかけた作業ですね。
そんな稲垣さんがパリの写真を鶏卵氏でプリントした写真展が大阪であるというので、早速行ってきました。
会場のギャラリー・ソラリスのある大阪の農林会館ビルの1階が超絶オシャレでした!
稲垣さんは、写真展と並行して鶏卵氏のワークショップもやっていて、とても忙しいようでしたが無理を言って一緒に写真を撮って頂きました!
稲垣さん、私服もオシャレです!
実は、稲垣さんに会ったら「写真家稲垣さんとかけまして、ワタクシ落語家桂咲之輔とときます」その心は、「どちらも、古典が得意です」って言おうと思ってたけど会場と稲垣さんのオシャレな空気に、場違いな感じがして・・・言えずでした(笑)なのでここで言いました(笑)
肝心の写真展の方はというと、鶏卵氏でプリントすると、セピア色の絵画のような写真になるのですが、なんとも美しい空気感のある写真でした。写真展は昨日で終わってしまいましたが、また機会があれば皆さんも稲垣さんの写真展、ぜひ行って見てくださいねー。