前回に引き続き、2024年2月12日の投稿についての補足です。

このアーカイブ投稿は、水機団2水連の射撃野営から引用しました。


今回はMINIMIに装着されている負い紐、

Blue Force Gear Vickers M240 Sling

について取り扱います。




Blue Force Gear Vickers M240 Sling


Blue Force Gear Vickers M240 Slingは、M240用に製作された伸縮2点式スリングです。


VCASにはM249(MINIMI)用もあるのですが、この隊員さんはM240用を使っています。


ウクライナ戦争が始まってからBFG製品の輸出はかなり渋くなり、M249 SAWスリングも一時期日本国内に全く入ってこなくなったそうなので、代用品としてM240用を買ったのかもしれません。

↓M249 SAW用


代理店のウィリーピートにはM240用の販売ページがないので、たぶんリアルメントで買ったんでしょうか。販売ページ残ってますし…


しかし、全長が長いM240用に作られたものを合わせるためか、パッド側のウェビングがかなり縮められていますね。


VCASには様々なバリエーションが存在しますが、その中でもM240/M249用は機関銃での運用を前提にした特別仕様とも言えるモデルです。


連射を繰り返して高温になった銃身部に触れても溶けないよう、使用される部材は全て難燃性の高いノーメックスや金属製のもので構成されています。

また幅広かつ分厚いパッドで隊員の体にも優しい設計です。


ちなみに、小銃用のVCASをMINIMIに付けようとしても長さが足りず、パッドも機関銃用より薄いので使い勝手はむしろ悪くなる、とウィリピの店員さんが話していました。

(ついでにSAWスリングの売れ行きを聞いたら、殆ど自衛官しか買っていかないと話していました。そりゃそうか。)




BFGのSAWスリングはこれまでも使用例は幾つかありますが、かなり玄人感のあるアイテムだと思います。

難燃性にまで拘って、負い紐にウン万かける人なんてそういませんからね…

殆どの隊員は官給品の負い紐か、替わりに89式のスリングを付けてたりするのが殆どです。

入手性は良くはないので、欲しいと思った方は買える時に買っておいた方がよいでしょう。


そう!まさに今とかウィリピに在庫ありますよ!

ウィリピに走れ!!!!!


それではまた〜〜〜