今回は2024年2月12日の投稿についての補足です。
このアーカイブ投稿は、水機団2水連の射撃野営から引用しました。

https://x.com/gsdf_shibutsu/status/1756866944912019778?s=46&t=Nc_plpSn8ycilovSAGMQbQ



紹介したギアは下記の3点です。

・L.E.M Supply Medic Mag Pouch(JGSDF)
・Blue Force Gear Vickers M240 Sling
・Arc'teryx Leaf Knee Cap(Crocodile)


プリンストンテックのヘッドライトや、Team Wendyのチンストラップなども魅力的でしたが、過去に紹介していたこともあり取り上げませんでした。


余談ですが、元の写真では写っている全員が何かしらの私物ブーツを履いているという中々珍しい状況になっています。明記はされていませんが隊員さんは情報小隊の所属なのかもしれませんね。


その中でも、今回はユニークなデザインが特徴の「L.E.M Supply メディックマグポーチ」について掘り下げていきたいと思います。




・L.E.M Supply Medic Pouch

5.56mm弾倉を3本収納するトリプルマグポーチの前面に横型メディカルポーチが縫い付けられたデザインです。

ポーチ内部にはパラコードが取り回されており、開放した際の角度を調整することができます。

Twitterの投稿を確認すると、2015年以前には既に通販のラインナップに入っていたようです。



このポーチのオリジナルは、ATS TacticalのPUP(Plus Up Pouch)です。


たしか2020年くらいにリアルメントで販売されていて、ショールームで現物を手に取って説明を受けたのを覚えています。L.E.Mの販売時期を考えると、それ以前からATSには存在していたのでしょう。


その際は「ATSが米特殊部隊群隊員からの要望を受けて製作したポーチで、専ら部隊に随伴するメディックなどが使用するもの」と店員さんは話されていました。



かなり珍しいデザインだったので「装備のキャラクター性を出すのにいいアイテムじゃん!」と衝動買いしそうになりましたが、結局購入しませんでした。



ATSのページにはプレートキャリアのフロントパネルとして使う以外にも、バックパックの背面や車両の座先裏、GOバッグに取り付けるなどの使い方も想定しているそうです。ややニッチな用途ですが、予備弾薬や救急品、雑品を一式携行できるポーチとしての汎用性は高そうですね。




L.E.Mがメディックマグポーチとして製品化してから少なくとも9年以上経っていますが、私の知る限り使用例は今回がはじめてだと思います。


用途がニッチですし、マグポ+ユーティリティのプラカードが大々的に使われ始める10年以上前に作られていますから、ちょっと登場する時代が早すぎたのかもしれませんね。



次回は同じ隊員さんが使用しているVCASのM240スリングを紹介します。


それでは〜〜〜