<ストーリー>

去年のある日、個人で経営されている学習塾の先生と

お話する機会がありました。

そのとき先生から次のような相談を受けました。

 

「塾に、気になる生徒がいまして。人一倍がんばってるのに、簡単な漢字が覚えられていなかったりして、成績が伸びないんです。

頑張って覚えた漢字も数ヶ月後にはすっぽり抜けてしまって。

それで彼女自身も落ち込んでしまって。

もしかしたら発達障害やLD(学習障害)の可能性もあるかもしれないのですが、その判断さえ私達には難しくて。

一度様子を見に来ていただけませんか。」

 

発達障害やLDの診断に関しては、

専門機関に相談し、発達検査や心理アセスメントを受けることで、本人にどのような発達の特性があるか、どこに困難があるかを客観的に見ることができますが、

 

明確な根拠がない状態で、塾から親御さんに診断を進めるのは気が引けてしまうとのことで、もどかしいお気持ちだと伺いました。

(また以前に、意を決して親御様にお話したところ、親御様が受け止めることができず、そのまま退会されてしまったケースがあったというお話も伺いました。)

 

きっと一般の学習塾普通学級の先生習い事の先生方にも

同じような悩み・もどかしさを感じている方が

沢山いらっしゃるかと思います。

 

結局、この塾のお子様については、

具体的にどのような困りごとがあるかを先生方からお伺いし、

情報を整理した上で親御様と相談して、

専門機関でアセスメントを受けていただくことになりました。

 

様々な側面から子どもの発達度合いを評価し数値化することによって、

助けが必要な部分を見つけることができるからです。

 

そして、私も塾にお伺いし、実際の学習の様子とアセスメントの結果を分析し、

現状と今後の支援の方法について、

塾の先生方と親御様にお話をさせていただきました。

 

・・・

 

上記のご相談を受けたことを機に、

 

発達障害・グレーゾーンの子どもたちの

対応に困っている先生方が、正しい知識支援の方法を理解して

子どもたちに合ったサポートができるようになることを目指した講座を

開講することとなりました。

 

発達障害

グレーゾーンの

子どもたちとかかわる

先生のための発達支援6ヶ月講座

 

内容としては、

一般の学習塾や普通学級、習い事のお教室に在籍している

LD・ADHD・自閉症スペクトラム(アスペルガー含む)のお子様の実態理解

ABA(応用行動分析)の考え方を用いた個に応じた支援

を学ぶ講座となります。

 

講座は月1回、日曜開催(13:00~16:00)を予定しております。

(参加が難しい場合は、別日での個別受講も対応します。)

 

初回は、

2月11日(日)13:00~16:00 

@垂水または三ノ宮を予定しております。

(場所について今週末を目処に、参加者の居住地をもとに決定致します。)

 

 

〈カリキュラム〉

 

第1回【終了】

「”できない”を”できる”に変えるABA(応用行動分析)の考え方」

・子どもの”できない”理由の分析の仕方

・問題行動の4つの要因を知り、問題行動を減らす

・自己肯定感を高めながら、望ましい行動を増やす

 

第2回【終了】

「これだけはおさえておきたい発達障害の基本知識」

・発達障害の診断・検査

・アセスメントの種類

・教室や家庭できるアセスメントの体験

 

第3回【5/27開催・募集中】

「自閉スペクトラム症の子どもたちの理解・支援」

・自閉スペクトラム症とは?

・自閉スペクトラム症の分類

・障害の特性、支援の工夫

・ケーススタディー(自閉症、アスペルガー症候群)

 

第4回目【6月開催予定】

「LD(学習障害)①読み書き 」

・目の動き、目で見る力、鏡文字の評価方法

・「読み」の困難さと原因、学び方

・「書くこと」の困難さと原因、学び方

 

第5回目【7月開催予定】

「LD(学習障害)②記憶・数」

・認知機能とは?

・「覚えること」の困難さと原因、学び方

・「数・計算」の困難さと原因、学び方

 

第6回目【8月開催予定】

「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」

・ADHDの症状

・ADHDの3つのタイプとそれぞれの特徴、支援の工夫

・ケーススタディー

 

 

〈定員〉

5名(残席3名)

 

〈料金・その他詳細〉

お問い合わせ時にお伝えいたします。

 

〈サービスに含まれるもの〉

・講座6回分の受講

・テキスト

・教室や家庭でできるチェックシート

・個別相談(スカイプor対面)

・参考図書1冊

・現場への訪問

 

〈お問い合わせ〉

・ご興味のある方は、まずはこちらのフォームより

無料個別相談にお申込みください。

https://ws.formzu.net/fgen/S61078297/

 

 

私自身も特別支援学校の教員をしていた時に、

子どもたちの困り感に気づきながらも指導がうまくいかずに

悩んだ経験があります。

その時に出会ったのが、ABAの考え方でした。

 

この考え方を知り、

子どもたちにとって効果があり、

周りの大人も客観的に穏やかに対応できる方法を

知れたことは私にとって大きな転機でした。

(その頃の出来事とABAとの出会いについては、

こちらの記事をご覧ください^^)

 

 

目の前の発達障害・グレーゾーンの子どもたちの

指導に悩んでおられる先生

 

頑張って指導しているのに、

子どもたちに伝わらないと感じておられる先生。

 

何度注意しても子どもたちの行動が変わらず、

イライラしたり、落ち込んだりしてしまう先生。

 

純粋に発達障害・グレーゾーンの子どもたちのことを

もっと知りたいと思っておられる先生。

 

 

そんな先生方の力になれたら、幸いです。

 

そして、

発達障害・グレーゾーンの子どもたちが

地域の塾や学校の中で必要な支援を受け、

「できる」という経験を重ねて

自信をもって自立していくこと

を願っています。

 

ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

ご連絡をお待ちしております(^^)

 

〈お問い合わせ〉

・ご興味のある方は、まずはこちらのフォームより

無料個別相談にお申込みください。

https://ws.formzu.net/fgen/S61078297/

 

武藤さきこ