公演中止なく!!!
本日、文楽夏休み公演の千秋楽をむかえました。
再びのコロナの波で、舞台界隈はどこもかしこもいつ上演を取りやめになってもおかしくない状況です。
そんな中、7月と8月の月を跨いでの大阪公演は、コロナによる上演中止なく千秋楽となりました。
いつ突然中止になってもおかしくない、このところの状況。
毎日が千秋楽の気持ちで過ごしてまいりました。
コロナ禍になってはや3年。
大入袋を目にすることもなくなってしまいました。
精神的にも肉体的にもつらいことの多い日々が続いていますが、お越しくださる皆さまからいつもいつもお力をいただいて過ごすことができています。
皆さまにお返しできるよう、悪路を一歩一歩でも進んでまいります。
芸事を仕事にすることは、宇宙を研究することに似ている気がします。
過去の光を今の時代にも見ることができ、今なお膨張し続ける果てのない宇宙を研究するような。
あまりに深く、解釈も多く、解がひとつではない憧れの向こう。
宇宙に行くことができるのはほんの僅かな人々。
下拵えで人生のほとんどをかける、そんな仕事。
どれほど研究してもし足りず、無限の可能性があるけれど、実現するのは針穴に糸を通すよりも繊細で僅かなこと。
そんな、感覚。
コロナ禍は必ず終わる、この悪路は必ず終わる、そう信じて今は一歩一歩を歩いています。
次は東京にて9月の1ヶ月お会いしましょう。
これからもよろしくお願いいたします。
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