はじめての文楽にCHOCOっとオススメしたいこと。 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫


はじめて文楽を観る皆さんへ。













こんばんは!!!


このブログのアシスタントのシェリーです。

咲寿太夫さんはしばらくブログをお休みします。

なのでわたしがしばらくの間、文楽のことや上方文化のことを更新していきます!


わたしはハーフなので、日本語は大丈夫なのだけれど、たまに間違うかもしれないので、間違いがあれば、咲寿太夫さんじゃなくて、わたしシェリー宛ててコメントをくださいね。








さてさて。


それでは今日のテーマ



はじめて文楽を観る時、観る前に何か注意しておくことってあるの!!??



ズバリ




あらすじをネタバレしておくこと!!!!


えっ!?
ネタバレしちゃったらだめなんじゃ!?

って思っちゃったそこのアナタ!!!



ええのよ


ネタバレ。



だって、100年から300年ほど前にネタバレしている演目がほとんどだもの




文楽をはじめとした能や歌舞伎など、いわゆる伝統芸能は、今でもヒットをとばす作品を上演している、ロングランロングランロングランヒットの作品群でお客さんが感情移入して感動してくださるという芸能なんだけれど



やっぱり


どうしても現代との言葉の感覚の差は否めないわ




だって、昭和の人と令和の子供達ですでに使っている言葉がちがうんだもん。



当たり前だよね。




だから、最初は言葉の面ではなかなか慣れない人が多いはずなの。



もちろん、それがしっくりくる人もいると思うんだけれどね。


文楽の言葉は江戸時代の言葉。

当時の話し言葉に近い、書き言葉だと言われている。


だから、小説を朗読しているような感覚ね。





江戸時代といっても幅広いけれど、それでも2、300年ほどしか経っていない。

えっ!?
めっちゃ昔じゃん!?

って思うだろうけど、考えてみて。


あなたのひいおじいちゃんの青春時代で、すでに100年は前なのよ。


そう考えたら、人間の繋がりとしてはそんなに遠くはないの。




だから、言葉が違うなーって思っても、しばらく接していると慣れてくるものよ。


これ、ハーフのわたしが言うんだから、間違いない




その最初の壁をなくしたいから、ネタバレしておくの!



オペラ座の怪人だって、Les Misérablesだってみんなあらすじを知っているのに、観に行っては泣くでしょ。



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Les Misérables







同じこと



あらすじを知っている、知っていない関係なく、感動できるからこそ、何百年もロングランヒットを続けている。



だから、安心して、あらすじネタバレしてから観ちゃってください。



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マンガでわかる文楽

この本はたくさんあらすじが載っている上に、マンガ形式なのですごくわかりやすいです





そうすれば、難しそうな言葉だって、人形の振りや三味線の音色でなんとなくどういう雰囲気の事なのか分かるってもの。




声を大にして言うね



このブログでだって、咲寿さんがあらすじを書いているものだってあるし、国立劇場さんのホームページの中の文化デジタルライブラリーでもたくさんあらすじが載っているから、読んでみて!!!



むしろそれで、自分に合いそうだなって話が上演していたら観にいけばいいと思うの。

分かりにくそうだなってお話をわざわざ最初にみる必要はないわ。


ずっと残る芸能だから(お客さまがいる限り)、いつスタートでもぜんぜん遅くない!!!


むしろ、観たいものがある時に観に行こ!!


生の舞台を!!!


こればっかりは生の舞台の空気感というか、誰にも固定されない視界というか、そういうものがあるから、その自由な感動を味わってほしいなあ。




はじめての文楽が楽しい観劇でありますように。




シェリーでした












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