ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生を観てきました! | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫
       
  グリンデルバルト







見台








作はハリー・ポッターシリーズの前日譚、つまりスターウォーズでいうところのエピソードアナキンスカイウォーカーという位置付けになります。

グリンデルバルト!!!


ファンタスティック・ビースト
の2作目「黒い魔法使いの誕生」を観てきました!



ああ、このためにこの1ヶ月を過ごしてきたと言っても過言ではない。。



ちなみに、原題は「THE CRIMES OF GRINDELWALD」となっていて、グリンデルバルトの罪です。

グリンデルバルトとは、魔法界において、ヴォルデモート以前の時代に最も恐れられた闇の魔法使いであったとハリーの原作に記述があり、ダンブルドア校長と深い関わりがあることも示唆されてきました。

本作ではその一端が垣間見えます。




レビューをしたいところですが、初めから終わりまで、何から何までネタバレになってしまうという、さすがJ.K.ローリングの脚本です。



今作はハリー・ポッターとシリーズとは少し毛色が違い、前作のファンタスティック・ビーストを観ていないと、ストーリーが分からないところがありますので、気になっている方で前作をご覧でない方は必ず前作を観てから映画館に行きましょう。


そして、可能ならばIMAXで観てください。
魔法の数々が目の前に迫る迫る。




そして、大人たちの物語ですので、ダークな感情のうねりが非常に丁寧に描かれていきます。


そして、ハリー・ポッターファンが興奮するのはなんといってもホグワーツのシーンでしょう。
若きダンブルドアが教鞭を取るシーンや、大広間に浮かぶあの無数の蝋燭。





グリンデルバルトはヴォルデモートとは違い、力で押さえ込むタイプではなく、その口の旨さで人を丸め込んでいき、勢力を拡大していく、いわば教祖のような存在です。


確かに、そういう面から見ればその通りだ、と思わせる説得力があるのですね。

なので、今回は登場人物たちが翻弄されていきます。

まるで推理映画を観ているようで、その中にファンタジーが包括されているような重厚なドラマがありました。




無論、映像美は言うまでもなく、魔法動物たちの活き活きとした姿も健在です。


さらには、魔法動物をこよなく愛すニュートが、なぜグリンデルバルトの対決に不可欠な存在であるのかが、垣間見える作品となっています。



若きダンブルドアの、すでに偉大な存在ではあるものの、なにか若々しく不完全な性格であったり、ニュートの純粋さなども物語に不可欠な位置付けとなっていて、何を取っても無理なく、壮大な推理ファンタジーとなっています。



イチオシです。


ぜひご覧ください!!















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