文楽の本公演以外のお仕事ってどうやって依頼するの? | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫
       
  本公演以外は何してるの?











見台







楽の長期公演のスケジュールは毎年だいたい同じです。


1月 大阪 初春公演(約3週間)

2月 東京 二月公演(約2週間)

3月 地方公演(それぞれの会場で1日から2日ずつ)

4月 大阪 四月公演(約3週間)

5月 東京 五月公演(約2週間)

6月 大阪 鑑賞教室公演(学生向け公演)(約2週間)
大阪・東京 若手会(各2日ずつ)

7-8月 大阪 夏休み公演(約3週間)

9月 東京 九月公演(約2週間)

10月 地方公演(それぞれの会場で1日から2日ずつ)

11月 大阪 十一月公演(錦秋公演)(約3週間)

12月 東京 鑑賞教室公演・十二月公演(約2週間)







だいたいこのようになっております。

文楽の演者は毎公演フルメンバーで出演しておりますので(若手会・鑑賞教室・地方公演を除く)、全員がこのスケジュールにそって行動・移動するのです。

基本的にこれらを本公演と呼称しております。




さて、モチロン、これ以外にもお仕事はございます。




大事なお仕事として、やはり文楽をもっともっと沢山の人に知ってもらうための、「文楽レクチャー」があります。

形は様々で、


***




・本公演をある程度の人数で観に来ていただき、開演前、あるいは終演後に文楽劇場・国立劇場の中のレクチャールームでぼくたち演者による実演つきの文楽解説を開催する

大学の授業の1コマを使って、ぼくたち演者が文楽のレクチャーをする

お寺など、檀家さんや観光客を招いて、お説法などなさるお部屋でレクチャーをする

カフェや居酒屋などで、コーヒーやお酒を嗜みながら、レクチャーを聞く



***



などなど、一例ではございますが、皆さん色々なレクチャー活動をなさっています。

もちろん、ぼくも行なっています。



さて、それ以外にも



・テレビ出演

・ラジオ出演





これらのメディアへの露出は、公演の宣伝などもあれば、ドキュメンタリーなどもありますし、番組のゲストとして呼んでいただくこともございます。


また、メディアといえば、雑誌も大事なメディアでございます。

雑誌で単発の特集掲載や、連載モデル撮影などもございます。






三浦しをんさんの「仏果を得ず」の帯に採用していただいたこともございます。




ぼくなどは自分の得意分野である絵やイラストでの連載をいただく機会もあり、そういった方面からも文楽への興味を深めていただけることはありがたく思います。



絵の展示などの依頼もございます。


地元高津ではイメージキャラクターで文楽の首を描きました。


中日文楽のパンフレットでは毎年、マンガを描かせていただきました。








などなど、皆様の需要に応じて、臨機応変な個々の仕事も沢山ございます。


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ぼく個人へのご依頼はこちらからメールでご相談いただければと思います。

上記以外でも、着物のイメージ写真のモデルや、和物イラスト、義太夫文字などに伴う書の依頼でも問題ございません。





マンガ「火色の文楽」ではタイトルデザインを担当させていただきました。


 
こちらは未採用の方の幻のタイトルデザイン。




文楽を沢山の方に知っていただくため、ますます頑張ろうと思っております。


皆様のご依頼、お待ちいたしております。


















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