学校廻り公演はじまりました!【甲府】 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫
 
この10月という月は、地方公演に行く人や、色々な学校を廻る人、にっぽん文楽やその他地方や外国で公演をする人など、方々散り散りに分かれます。
 
ぼくは長らく地方公演に行かせていただいていました。
今月は、はじめて学校廻り公演に行かせていただいています。
 
{3A489805-0EB5-409F-9523-09D7E46E42B6}



昨日、大阪から甲府へ移動しました。

結構な距離がありました。


橋大きい! 移動中〜〜

A photo posted by 咲寿大夫 (@sakiju) on



ゴトゴト ゴトゴト ゴトゴト

A photo posted by 咲寿大夫 (@sakiju) on



 


電車の中で解説を考えながら、甲府に到着。

ほうとうが有名ですが、他になにがあるか知らず、フォロワーさんに尋ねてみると、鳥モツという答えが!



食事は写真を撮らない人なので、写真はありませんが、鳥モツ美味しくいただきました。

  



そして、今日初日。

バスでの移動中に、「傷物語」発見!

A photo posted by 咲寿大夫 (@sakiju) on




今日の学校は少し離れたところにあったので、バスで移動。


今日の学校に限らず、他の学校も文楽の事前レクチャーがあったようです。

もちろん、演者がお邪魔してのレクチャーです。

 

 演目は


五条橋の段

解説

傾城阿波の鳴門「巡礼歌の段」


 
学生の皆さんは静かにまっすぐに観てくださっていたので、とても嬉しかったです。


解説は、ぼくと清丈`さんと玉翔さん。


いつもの解説と違って、中学生の皆さんなので、やはり分かりやすい例があったほうがいいかなと。

それで、Hey!Say!JUMPや広瀬すずさん、「君の名は。」を織り交ぜました。

ねえ。
きっと、牛若丸だ弁慶だお姫さまだと言われても実感が湧かないですもんね。


そこはお芝居の時に感じていただけると思い、解説は分かりやすさを重視しました。



改良を重ねながら、この先やっていこうと思います。



はじめての学校廻り公演。


たくさんの皆さんに、届け。文楽。